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カタン世界大会、高橋氏が銅

独 カタン世界大会・上位者 エッセン国際ゲーム祭の会期中に開催されたカタン世界大会(主催・ヘルネボードゲームセンター)で日本人代表の高橋勝巳(carrol・写真左)氏が決勝進出。決勝では惜しくも1点及びませんでしたが、日本人過去最高位となる3位を獲得しました。優勝はイタリア代表のF.フェラーリ氏(写真右から2番目)。昨年王者のM.ヒルシュフェルト氏(独)は3大会連続で予選を勝ち抜きましたがマークが厳しく14位。
48人が参加した予選から勝ち上がった2人の日本人代表は奇しくも同じテーブルで準決勝を行うことに。その結果高橋さんが1位、吉田さんが2位となりました。決勝は各テーブルの1位で行われるため、吉田さんはここで敗退となったものの堂々の8位入賞。国別平均順位での1位獲得に貢献しました。
決勝戦は3人が勝利目前とする中、高橋氏は鉄1枚の差で及ばず。1つのミスも許されない厳しい戦いでした。上位3位は表彰式の後、カタンの作者であるK.トイバー氏とエグジビジョン・マッチを行う栄誉が与えられました。幸か不幸かトイバー氏とつぶしあう展開になってしまった高橋氏は4位で終わりましたが、日本人の実力を世界に知らしめました。
第1回の6位(池田氏)、第2回の4位(渡辺氏)と続いて順位を上げている日本勢、来年の世界大会はぜひ金をめざして挑戦してもらいたいものです。(Herne Spielzentrum
世界大会のレポート

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ゲーム100選にバイワードほか

米  アメリカのゲーム専門誌ゲームズ・マガジンが年末のバイヤーズガイドとして発表しているゲーム100選(The GAMES 100)の2005年が発表されました。大賞にはシド・サクソン氏の遺作ワードゲーム、バイワードが選ばれています。

 9部門のベストゲームでは、6月に発表されたオリジンズと同様にほとんどアメリカ系ゲームが独占。ドイツゲームは2位以降になっています。しかし実際にはドイツゲームの輸入量は格段に増えており、この賞を紹介しているFunagainでもトップセラーはドイツ系ゲームばかり。ドイツ系ゲームをベストゲームから外したこの選出はアメリカアメリカゲーム界が抱いている危機感の裏返しであると見ることもできるでしょう。(Funagain

【ゲーム100選ベストゲーム2005】

 ゲームオブザイヤー:バイワード(S. Sackson / Face 2 Face)

 アブストラクト戦略ゲーム:インシュ(K.Burm / Don&co.)

 上級戦略ゲーム:タフアンティンスユ(A.Ernstein / Hangman Games)

 ファミリーゲーム:消えた惑星(Anounymous / Vanished Planet Games)

 ファミリーカードゲーム:勝利と名声(T. Douds / Jolly Roger Games)

 ファミリー戦略ゲーム:アレクサンドロス(L.Colovini / Winning Moves)

 歴史シュミレーションゲーム:メモワール’44(R.Borg / Days of Wonder)

 パーティーゲーム:クラニウム・ホープラ(Anonymous / Cranium)

 ワードゲーム:ワードリッチ(Anonymous / Faby Games)