Posted in ルール

『アグリコラÖデッキ

Öデッキは、2008年のオーストリアのボードゲーム祭の訪問者向けに制作された24枚のカードセットである。3000部限定でドイツ語版が作られたが、後に英語版も作られている。作者にはローゼンベルクをはじめ3人のデザイナーがクレジットされている。
テーマは全てオーストリアにちなんだ名物で、このデッキが生まれるもととなったボードゲーム祭(Ö14)、最近スタバに席巻されつつあるというウィーンのコーヒーハウス(Ö13)、名物料理のシュニッツェル(カツレツ)の下ごしらえをするハンマー(Ö18)、作曲家モーツァルト(Ö12)などが登場する。
入手方法はドイツのゲームショップSpiele-Offensiveなどからで2.79ユーロ。ネット通販で入手できる。詳細はこちらを参照のこと(ドイツ語)。あるいはBoardgame Geekに英語版の画像(4枚組)がアップされているので、印刷して切り取り、スリーブに入れれば遊べるだろう。
カードテキストの和訳は以下。

“『アグリコラÖデッキ” 続きを読む

Posted in 雑誌・書籍

『ゲームの教科書』

ヴィデオゲームの企画から製品化までの流れを紹介し、求められる技能やなり方を職種別に説明する本。ゲームの定義、ゲーム開発の流れ、開発者のなり方、1ヶ月でゲームを作る実践編という構成。
長らくヴィデオゲームを遊んでいない人間の感想だが、仕事がここまで細分化して多くの人が関わっているということに驚く。プロデューサーとディレクターとプランナーの違いなど、考えてみたこともなかった。
ボードゲームの観点でもこの本は示唆に富んでいる。自分なりに広げられそうなところを7点ほど。

“『ゲームの教科書』” 続きを読む