ウィザード「あなたの単位大会」
トリックテイクのカードゲーム『ウィザード』の国内販売を手がけるジーピー社は、単位大会の開催を募っている。サークルでも仲間内でも5人以上揃う環境でメールで申し込めば単位大会に認定される。
単位大会は全国7箇所で行われる地区大会の前段階となるもの。申し込むと責任者に優勝賞品と大会開催キットが送られる。大会の結果を返信し、優勝者が地区大会への出場権を得る。さらに地区大会の優勝者が全国大会、全国大会の優勝者が世界大会へと道がつながっていく。
「あなたの単位大会」と銘打っている通り、どこでも誰でも5人以上いれば無料で大会が開けるのが特徴。世界大会を目指す人も、気軽にカードゲームを遊んでみたい人もエントリーしてみてはいかが。
『ウィザード』は昨年から地区大会、全国大会が開かれており、昨年の優勝者は今年8月にカナダ・ナイアガラで開かれる世界大会への出場権を獲得している。
・株式会社ジーピー:あなたの単位大会
『お先に失礼します』、メビウスから発売
東京・水道橋のゲームショップ、メビウスゲームズはゲームマーケットを皮切りに、新作『お先に失礼します』を発売予定であることを明らかにした。幻の名作と言われる『皿洗いゲーム』が日本で生まれ変わることになる。
『皿洗いゲーム(Qui Va Faire la Vaisselle? / Who is going to do the dishes?)』は1991年にフランスのアバロンゲームズから発売された。食べ終わった食器を押し付けあって、皿洗い当番を決めるゲームだ。手番にはタイルを1枚裏返すか、すでに裏返したタイルを重ねるかのどちらか。重ねるのは、種類か色が同じならば自分のタイルでもほかの人のタイルでもよい。これを繰り返し、最後に一番多くタイルを持っている人が負けになる。
はじめは適当にやっていても、途中からタイルをどこに重ねれば大丈夫かがだんだん分かってくる。ほかの人より先に気づけるかがゲームのポイントだ。たった24枚(1人6枚)のタイルで、1ゲーム5分もかからないのにそこから織り成される推理と駆け引きのドラマは驚異的だ。
今回リメイクにあたって残業を押し付けあうゲームになった。イラストは古川めらお氏。たくさんの仕事を抱えた社員タイルをうまくさばいて早く帰ろう。
メビウスゲームズは『サンファン』、『ニムト』、『ごきぶりポーカー』などの日本語版を海外メーカーと共同で手がけているが、独自にリメイクを制作するのは『キュージェット』以来。国内のゲームシーンにまた新しい楽しみが加わった。
・メビウスおやじ:お先に失礼します
・Boardgame Geek:Qui Va Faire la Vaisselle ?