ゲーム棚を整理する理由
来週末に久しぶりに親戚が集まるので、その前にせっせとボードゲームを整理。ヤフオクやミクシィを通して、40タイトルほど減らした。
我が家では、棚に入るだけしかゲームを所持できないという決まりがある。ボードゲームはかさばるので、棚からはみ出すのはとても早い。それがボードゲームを定期的に整理する一番の理由だが、ほかにも理由がある。まず1つ目は「悪貨は良貨を駆逐する」。
どんなゲームであれ一般発売されている以上、面白さや価値は必ずある。しかしその一方で好き嫌いがあるのも確かだ。中には、箱を見ただけで萎えるくらいのゲームもなくはない。そういうゲームを棚に納めていると、不思議とほかのゲームまでつまらなさそうに見えてくる。
私のゲーム仲間にも、たくさんボードゲームを持っているけれども時々全部まとめて捨ててしまいたくなるという人がいる。これももしかしたら、私と同じく「悪貨は良貨を駆逐する」という心理かもしれない。そこで定期的に所有ゲームを全部眺め、「これはもう遊ばないな」というゲームを放出することで、ゲーム棚全体のワクワク感を維持している。
これに関連するが、2つ目の理由は、所有量を自分が管理できるくらいにしておくためでもある。たくさんありすぎると、インデックスをつけておかない限り(メーカー別とかアルファベット順とか)、どこに何があったか分からなくなる。ましてや棚が二重になると、奥に何があるか分からなくなるものだ。こうして記憶からなくなることを、死蔵という。死蔵するくらいなら、まだほかの誰かに遊んでもらったほうがよい。
そして最後は、自分が亡くなったとき、遺された者が困らないようにするということも考えなければならないという理由。子供たちに遊んでもらうにしても、ゲーム仲間に引き取ってもらうにしても、はたまた捨てるにしても、量の限界というものはある。
ゲーム棚全体のカスタマイズ、管理できる量に抑えること、そして死後の備え。でも本当は、放出するゲームが惜しいがゆえのただの言い訳だったりして。
いいじゃない(Saugut)
カーカーブーブーうるさい
鳴き声でパートナーを見つけるパーティーゲーム。
まず手札から1枚、動物が書かれたカードを伏せて出す。そして全員同時に、その動物の鳴き声を出す。ブーブーブー、ヒヒーン、ワンワン、シュルシュル・・・同じ動物を出しているパートナーだと思ったら握手。同じ動物だったら捨てられる。手札を早くなくした人の勝ち。
これだけならありきたりだが、中に猟師カードが隠れていることでゲームが突然面白くなる。猟師を出している人は、ブラフでほかの動物の真似をして握手してくる。間違って握手すれば、猟師だけにカードを捨てさせることになってしまう。
そして、猟師が出るたび2枚ある動物のペアが1枚しかなくなる。残った1枚を出しても、パートナーはもう見つからない。そこで、毎回手札の1枚を左どなりの人に送るというルールがある。ババ抜きみたいになるところが面白い。
鳥に何種類かあったり、馬とロバがいたりして混乱。ぽちょむきんすたーさんがオウムで、パートナーが現れなくてオハヨーオハヨーと空しく鳴き続けていたのが笑えた。
お互いに鳴き声が分からなくなるくらい賑やかで、まるで動物園みたい。ルールでは、42人までできるとある。そんな人数でパートナー探しをしたら、いったいどうなることやら。
Saugut
J.-M.ポーティ/インタールード(2008)
3〜42人用/6歳以上/20分