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ボーナンザ・イラストコンテストに日本人入賞

今年の春に行われていたボーナンザ・イラストコンテストの入賞者がルックアウトゲームズのホームページで発表され、日本人のMie Hino氏とYuji Furukawa氏がそれぞれ2部門で3位に入賞した。
ボーナンザ・イラストコンテストは人気カードゲーム『ボーナンザ』の発売10周年を記念して開かれたもの。応募されたイラストを使って1枚1枚カードの異なるボーナンザ『ファン・ボーナンザ』が今秋発売される。
Mie Hino氏が入賞したのはAugenbohn(10の豆)とBrechbohn(14の豆)、Yuji Furukawa氏が入賞したのはFeuerbohn(18の豆)とBlaue Bohn(20の豆)。いずれも3等賞で、イラストの採用に加えて、賞金10ユーロ、記念品に『ファンボーナンザ』1セットが贈られる。
ドイツのゲームに、日本人のイラストが採用されるのは昨年発売された『グリーンタウン』(佐藤朗氏)以来となり、これでまた『ファンボーナンザ』を遊ぶ楽しみがひとつ増えたと言えよう。
Lookout Games:Fan-Bohnanza: Wir haben Gewinner!
ボードゲームキングダム:『ボーナンザ』イラストコンテストに応募しよう!

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ギプフシリーズ、組み直し

ベルギーのゲームデザイナー・K.ブルム氏が手がけ、2人用アブストラクトゲームの傑作とされるギプフシリーズ6作の内容が変更されることが分かった。6作の中で異彩を放つ『タムスク』がシリーズから独立し、代わって今年『ツァー(Tzaar)』という新作が追加される。
ギプフシリーズは『ギプフ(1997)』から始まり、『タムスク(1999)』、『ゼヘツ(2000)』、『デュボン(2001)』、『インシュ(2003)』、『ピュンクト(2005)』と発表されてきたアブストラクトゲーム。国内では桃源郷が輸入販売を手がけている。
このうち『タムスク』は砂時計のコマを用い、砂時計が落ちると動けなくなるという、時間の要素をもったゲームで、じっくり考えながら一手一手を打つほかのゲームとは明らかに系統が異なっていた。しかしこのたびギプフシリーズから外されるのは人気がないからではなく、ブルム氏の独立した作品として『インバース』などのように別立てするためである。
新しく仲間に加わる『ツァー』の詳細は未定だが、今年のエッセン国際ゲーム祭でプレリリース版が1000個、作者のサイン入りで発売され、来年、オランダのスマート社から正式に発売されるという。ギプフシリーズが終わってブルム氏の今後が心配されていただけに、新作の発表は嬉しいニュースだ。
Boardgamenews: Sixth Game in Project GIPF to Appear at Spiel 07