アークライトは本日、2Fシュピーレ(ドイツ)の新作ボードゲーム『ビール侯爵』と『ファミリア』と、『電力会社』拡張・日本/ロシアマップを発売した。いずれも昨秋のエッセン国際ゲーム祭で発売されたばかりの最新作。日本にもファンの多い鬼才フリーデマン・フリーゼが発表したばかりの作品を早速手軽に遊ぶことができる。
『ビール侯爵(Fürstenfeld)』はミドルクラスのボードゲーム。プレイヤーは貴族となって、小さな畑しかない領地から始め、ホップ・小麦・清水を生産して販売する。この売り上げを元手に、いろいろな特殊能力をもった建物を建てていく。
しかし最終的な目標は、6箇所あるすべての土地を宮殿にすること。そのためには、畑や建物も、いつかはすべて壊しさなければならない。だが宮殿からは収入がないので、いつ切り替えるかが悩ましい。2-5人用、10歳以上、60分、4200円。
『ファミリア(Famiglia)』はマフィアをテーマにした2人専用ゲーム。「名門」「仕切り屋」「愚連隊」「傭兵団」という4つのファミリーを集め、それぞれの能力を活かしてメンバーをスカウトし、自分の組織を充実させる。
同じ種類のカードを2枚だして、1ランク上のカードを手に入れるというシステムで、徐々にメンバーを強くしていく。ファミリーの能力や場にカードが現れるタイミングによって相手との駆け引きが熱い。2人用、10歳以上、30分、2100円。
『電力会社拡張 日本/ロシアマップ』は昨年日本語版が発売された『電力会社(Funkenschlag)』を日本やロシアを舞台にして遊べるゲームボード。日本は細長い地形のため2つのネットワークが別々になっており、それぞれのネットワークは決められた都市でしか接続できない。そのため激しい接続競争が始まるようになっている。ロシアは発電所が限られており、古い発電所はパワーがなくなっていくので更新しなければならない。1,890円。
アークライトはさらに『ファクトリーマネージャー』の日本語版も予定しており、愛好者に人気のボードゲームが安定して入手できるようになっているのが嬉しい。今年は緑(2Fシュピーレのメーカーカラー)のゲームでゲーム初めだ。
・アークライトゲームズ:海外ゲーム日本語版