ビルに隠れた犯人の追跡劇『シティチェイス』日本語版、10月21日発売
カワダは10月21日、『シティチェイス(City Chase)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.チアッチエーラ&G.マリ、2~4人用、8歳以上、20分、4378円(税込)。
ビルに隠れた犯人を警察が探す1対多のかくれんぼゲーム。イタリア人デザイナーコンビを起用してコーリア・ボードゲームズ(韓国)から2021年に発売された。チアッチエーラには『ワンダーブック』『デッキスケープ』、マリには『ホワイトチャペル』などの作品がある。
5×5に並んだビルがゲームの舞台。警察役のプレイヤーが目を閉じている間に、犯人役のプレイヤーはいずれかのビルにスポーツカーコマを隠す。警察役のプレイヤーは順番に自分のヘリコプターコマを移動するか、ヘリコプターコマの周囲4つのビルのうちいずれかを開ける。これを繰り返して11ターンの間に見つからなければ犯人役が勝ち、見つかれば警察役の勝ちとなる。
犯人役は隣接するビルに移動し、移動の際「痕跡コマ」をビルの中に残していく。警察役はこの痕跡コマを手がかりに、犯人の居場所を推理するが、スタート地点と6歩目以外はマーキングされていないので、その足跡コマはいつ通ったものなのかわからない。
『スコットランドヤード』のような趣向だが、マップが狭く、短時間でよりスリリングな展開が楽しめる。ビルの合間をヘリコプターが飛び回る3Dコンポーネントも雰囲気を盛り上げる。
内容物:ビル 25個(高10個、低15個)、ゲームボード 1枚、ラウンドボード 1枚、車コマ 1個、ヘリコプターコマ 3個、痕跡コマ 11個(青9個、黄1個、赤9個)、遊び方説明書 1枚
砂が落ちきらないように進める『クイックサンド』日本語版、9月下旬発売
ホビージャパンは9月下旬、リアルタイム協力ゲーム『クイックサンド(Quicksand)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:H.アック&L.シルヴァ、イラスト:M.モリン、1~7人用、8歳以上、15分、3960円(税込)。
ホリブルギルド(イタリア)の今秋の新作は、砂漠の地下神殿、歯車と砂でできた古のからくりからの脱出を目指すリアルタイム協力ゲームだ。難易度の異なる20以上のシナリオにみんなで挑戦する。
順番にカードをプレイし、対応する砂時計をひっくり返して先に進む。どの砂時計も時間切れになることなく、解除マーカーを超えたゾーンまで砂時計を進められれば全員の勝利。どれか1つの砂時計の砂が落ち切ったあと、その砂時計の砂が再び落ち切るとチャレンジ失敗となる。
砂時計は色と形の組合せで区別ができる歯車タイル上に置かれており、各カードには形か色のどちらか1つが描かれている。カードをプレイすることで、対応するタイル上のすべての砂時計をひっくり返して次のタイルに進めなければならない。さらに砂時計は3種類あり、落ちきる時間に差があるため、落ち切る時間もバラバラ。
全員の目でよく観察し、短時間でよく相談して戦略的に進めなければならない。『カイト』とはまた一味違った、ハラハラドキドキのリアルタイム協力ゲームだ。
内容物:砂時計 5本、歯車タイル 19枚、カード 55枚、解除マーカー 1つ、ブロックマーカー 3つ、ルールブック
ゲムマ前日超新作体験会③『クイックサンド』(ホビージャパン)
砂時計が落ちきる前にカードを出してすべてゴールまで進める協力ゲーム。レベルが上がると相談禁止や砂時計追加。『カイト』より取っつきやすい。 pic.twitter.com/w8xttzlT9h— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 8, 2023