ゲームマーケット2011、参加者3000名
去る6月12日に東京・浅草で行われたゲームマーケットの参加者が、3000名にのぼることが主催者発表で明らかになった。昨年の2200名から3割以上の増加となる。
梅雨入りした東京では、降水確率の高い日が続いていたが、当日は晴天に恵まれた。会場となった東京都立産業貿易センター(台東館)の4階と5階では、開場前から100人以上の行列ができ、会場と同時に販売数の少ない人気ブースに殺到。開場後も入場者は増え続け、会場はどんどん熱気で包まれた。
ゲームマーケットの参加者は増加の一途をたどっている。2007年に初めて1000人を超えてから、過去3年で1200人、1500人、2200人と急増。今年は4年前の3倍、2年前の2倍という数字である。増え続ける参加者に、主催のアークライト社も会場の増設を検討し始めた模様だ。
昨年の急増は『ドミニオン』人気が一因となったが、今年の急増は震災の影響による節電の呼びかけで、電気を使わないボードゲームが脚光を浴びていることも影響していると見られる。
今年からゲームマーケットは年2回の開催となるため、次回は「ゲームマーケット2011秋」で11月27日(日)に行われる。
・ゲームマーケット:ゲームマーケット2011春は無事終了いたしました
アークライト、3タイトルを一挙発売
アークライトは11日、オリジナルカードゲームを3タイトル発売した。12日のゲームマーケットに合わせて発売され、流通が始まっている。
『ブランノワール』は、手札からカードを出していち早くなくすパーティー向けカードゲーム。冒険ファンタジーというテーマと、手札とは別に場に伏せて使う「スクロールカード」によるスリリングなゲーム展開が楽しめる。2〜6人、12歳以上、30〜60分(1ラウンド10〜15分)、2,850円。
ゲームマーケットの翌日には、グループSNEの秋口ぎぐる氏がR&Rステーションを訪れ、『ブランノワール』を店長と楽しむ姿がブログに掲載されている。
・『ブランノワール』、6月11日アークライトから発売
『キャット&チョコレート』は、限られたアイテムにこじつけの説明をして幽霊屋敷の難局を乗り切るコミュニケーションゲーム。2010年の日本ボードゲーム大賞で投票部門の1位に選ばれた後も人気が続いており、このたび第2版の発売となった。3〜6人用、8歳以上、20分、1,995円。
ゲームマーケットでは、日本ボードゲーム大賞を主催するNPO法人ゆうもあのブースで、副理事長の草場純氏から、作者の川上亮氏に表彰状が手渡された。
・キャット&チョコレート、アークライトから再版
『EL ALAMEIN』は、萌え系デッキ構築ゲーム『える★あらめいん』の実写版で限定1000部の発売。北アフリカの砂漠を舞台に、自分の部隊を強化・構築しながら、スエズを目指して進撃する。写真提供は月刊『グランドパワー』のガリレオ出版社。『ばるば★ろっさ』に続いての実写版販売となる。萌え系イラストが苦手な方に。2〜5人用、12歳以上、90分、5,250円。
・EL ALAMEIN(える★あらめいん限定版)、6月11日発売
このほかに、先日お伝えした『ダンジョンクエスト』日本語版も発売されており、アイテム豊富な6月となっている。