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カリバ(Kariba)

追い出し追い出され
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動物カードをためて、ほかの動物カードを取るゲーム。タイトルは「狩場」ではなく、アフリカの湖の名前で、ここに水を飲みに動物たちがやってくるという設定。ワニが並んだカード置き場、カードを挟む草のコンポーネントが目を引く。
作者はクニツィアで、『フリンケピンケ』系のセットコレクションである。1〜9の数字がかかれた動物カードを出して、ボードの周囲にはさむ。1種類の動物が3枚以上になったら、そのひとつ下の数字の動物カードを全部ゲット。誰かの手札がなくなるまで続けて、獲得したカード枚数を競う。
3枚以上になると、さらにひとつ上の数字の動物にチャンスが回ってくる。一方、せっかく3枚以上にしても、ひとつ下の動物が少ないと実入りが少ない。1回の手番では、同じ動物なら何枚でも出せるので、貯めこんでおいて一気に仕掛けるか、あえて次のプレイヤーをアシストして次のチャンスを狙うかなど、いろいろ考えさせられる。
手札が減っていく後半は運の要素が高まるが、3ラウンドの合計得点を競うので、短期的な戦略を立てることが勝敗につながる。プレイ時間は短いが、カードを出せば出すほど次の人の得になってしまうジレンマが悩ましいゲームである。
Kariba
R.クニツィア作/ゴライアス(2010年)
2〜6人用/7歳以上/20分
プレイスペース広島:カリバ

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シュピール’11新作情報:アミーゴ

ドイツゲーム界の最大のお祭りであるシュピール’11―エッセン国際ボードゲーム祭が10月20日(木)から4日間にわたって行われます。
このページでは、新作情報を各メーカーのウェブサイト、ニュースサイトから翻訳し、どのような新作が出るかを見ていきたいと思います。日本に比較的入りやすく、よく知られているメーカーを中心に紹介しています。ゲーム名は直訳で、後で輸入販売されるときには別になるかもしれません。

リオ・ドーロリオ・ドーロ(Rio D’Oro)
F.モヤーソン作、2〜4人用、8歳以上、30分。
古い吊り橋を渡って財宝を持ち帰ります。木製の立体の橋は、気を付けないと崩れてしまって財宝が落ち、谷底に落ちてしまったり、ほかの人に取られてしまったりします。

カレカレ(Carre)
G.クラリツェック作、2〜4人用、8歳以上、30分。
ダイスを振って、タイルをボードに並べていきます。最初に隙間なくタイルを敷き詰められた人が勝ちます。アクションタイルでほかの人の邪魔もできます。

ザ・シティザ・シティ(The City)
T.リーマン作、2〜5人用、10歳以上、20分。
毎ラウンド1つずつ建物を建設して都市を広げます。建物は収入や勝利点をもたらしますが、カードは建物と同時にお金も兼ねるという『サンファン』システム。手札を上手にマネージメントしなければなりません。

2323(23)
C.ベーレ作、2〜4人用、8歳以上、30分。
1〜23のカードを小さい順に出します。間を空けすぎると罰チップを受け取らなければなりません。ほかの人が邪魔をする中、次の数字を出すのは容易ではありません。

ビッグファイブビッグファイブ(Big Five)
R.クニツィア作、1〜4人用、7歳以上、20分。
5種類の動物×5色のカードがあります。色か数字が合うようにカードを出して、自分の持ち札を一番早くなくした人が勝ちです。4枚目、5枚目を出せた人は、ボーナスとして持ち札を減らすことができます。

ウィザードジュニアウィザード・ジュニア(Wizard Junior)
K.フィッシャー作、3〜6人用、8歳以上、20分。
獲得トリック数を予想するカードゲームを易しくアレンジ。2006年にアメリカで発売されたカードゲームを、イラストを一新しました。

はげたかのえじき(Hol’s der Geier)
A.ランドルフ作、2〜5人用、8歳以上、20分。
1988年に発売以来、何度も再版を繰り返してきたカードゲームがまた復活します。メビウスゲームズが日本語版を企画していますが、イラストはアミーゴ社の新版と異なるようです。
フリーゼマテンテン:セット2(Friesematenten: Die Schattenmänner)
F.フリーゼ作、2〜4人用、12歳以上、45分。
カードを競り落として工場とステータスを手に入れるカードゲームの第2弾。60枚のカードと、40枚の木製チップが入ります。昨年発売されたセット1が必要です。