フェイドゥッティゲーム賞に『銀河帝国の興隆』
フランスのゲームデザイナー、B.フェイドゥッティ氏は毎年恒例の年間マイゲーム大賞(Mon jeu de l’année)を発表し、大賞に『銀河帝国の興隆(Ascending Empires)』を選んだ。
『銀河帝国の興隆』は、宇宙船を指のおはじきで移動して探検し、帝国を建設するゲーム。おはじきというアクションを取り入れつつ、さまざまな得点パターンを組み入れてプレイ時間75分という大作に仕上げた。フェイドゥッティ氏は「『クロキノール』ボードで遊ぶ『スタークラフト』のような組み合わせが面白い。バランスがよく取れており繰り返し遊べる。その割にあまり評価されていない」と評している。
一方、フェイドゥッティ氏自身も多数の新作を発表しており、その中では『黄金の島イスラ・ドラーダ』が会心の作としている。
ファイナリストとノミネートは以下の通り。
【B.フェイドゥッティの年間マイゲーム大賞】
大賞:銀河帝国の興隆(Ascending Empires)
ファイナリスト:エイリアンフロンティア(Alien Frontiers)、ビッグアイデア(The Big Idea)、レミングマフィア(Lemming Mafia)
ノミネート:ザ・ボス(The Boss)、ニュルンベルク(Norenberc)、ビアナ宮殿(Palacio de Viana)、フォトパーティ(Photo Party)、アメリカの開拓者たち(Settlers of America)、世界の七不思議(7 Wonders)、髑髏と薔薇(Skull and Roses)、誰が勝つ?(Who Would Win)
・Bruno Faidutti:Mon jeu de l’année 2011
『ドミニオン:収穫祭』日本語版、8月末発売
ホビージャパンは8月末、元祖デッキ構築ゲーム『ドミニオン』の最新拡張『収穫祭(Cornucopia)』の日本語版を発売する。2〜4人用、8歳以上、30分、3150円。
『陰謀』『海辺』『錬金術』『繁栄』に続いて第5弾となる拡張。サイズは『錬金術』と同じく中箱で価格を抑えた。テーマは収穫と祭で、巨万の富を作り上げた領主たちの村で祭りが行われ、豊穣を祝う笛コルヌコピアが鳴る。
カードの能力は「多様性」がキーワードで、自分の山札・手札・プレイエリアにあるカードの種類が多いことで、大きな効果をもたらすカードが特徴。王国カード13種類に加え、5枚の新種カード「褒賞」が入り、今までのカードセットと組み合わせることで、さらにバラエティに富んだゲーム展開が楽しめる。
『ドミニオン』の基本セットと『陰謀』は現在品切れになっているが、現在再版中でまもなく入荷する見込みだ。
ドミニオンの日々:Cornucopiaカードレビューその1/その2/その3/その4