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秋葉原水曜日の会

都内での研修が終わってから秋葉原水曜日の会に参加。引っ越す前は毎週のように通っていたが、2年半ぶりくらいになる。参加者は20〜30名程度と相変わらずの大賑わい。主催のタナカマさんをはじめ、以前参加していたころからの参加者とも久しぶりに会えてよかった。
ありえないマシーン(The Impossible Machine)
カードをつなげてピタゴラスイッチのような機械を組み立てるゲーム。機械はみんなで1台作り、完成すると作動して得点になる。できるだけ多く出して得点を稼ぎたいところだが、マークが合うように出すのが難しかった。ネズミが走ったり、ロボットが前に進んで押したりといったお約束のイラストが楽しい(GlowFly Games, 2011)。
ドブル(Dobble)
イラストがいくつも描かれたカードは、どれも共通する絵は1つというものを使ったゲーム集。ワードバスケットのように絵の名前を言いながら手札を中央に出していくゲームや、絵の名前を言ってカードを押し付けるゲームなど5つのゲームが楽しめる。どれも得意不得意が出るが、真剣になって盛り上がった(Asmodee, 2009)。
スプリングフィーバー(Spring Fever)
F.フリーゼのブラフゲーム。4枚のカードから一番小さい数字を出して次の人に回していくが、嘘をついて数字の大きいカードを出してもよい。ダウトをかけられると、嘘をついたほうはカードを取られるかマイマスカードを押し付けられてしまう。カードの回りで推理できる部分もあり、またわざと大きいマイナスカードを取ってプレッシャーを与えるなどの戦術もあって面白い(Filosofia Editions, 2011)。
空飛ぶコーン(Flughütchen)
発射台にコーンをセットして、自分の色の穴に飛ばすアクションゲーム。もとは100年以上のゲームらしい。コーンにはおもりがついていて、宙返りして穴に入るようになっている。自分の穴で重なると得点が2倍。割と狙ったところに飛ぶが、ほかの人の小屋にぶつかって邪魔されるのが楽しい。草場さんに邪魔されていたシミーズさんが最終ラウンドで高得点をマークして1位(Piatnik, 2005)。
トリッキービッド(Tricky Bid)
毎回手札から、トリックを取ったら得られる得点カードを出してビッドするトリックテイキングゲーム。高い得点カードを出すと、強い手札がなくなってトリックが取りづらくなる。わざと低い得点をビッドして、ほかの人が高得点を狙ってくるのを誘って落とすという戦術もあり。1回目はシミーズさん、2回目は草場さんが大量得点で勝利(Winning Moves, 2011)。
ドカーン(Kawumm!)
研究所で薬品を集めるバッティングゲーム。同じ薬品が出ている限りカードをめくれるが、全部違うと「ドカーン!」で全部なくなってしまう。薬品が完成すると、同じ薬品は捨てなければいけないというバリアントルールで、さらに強気にめくらなければいけない。強気すぎて散っていく中で、チキンと言われながら地道に集めたタナカマさんの勝利。(Huch & Friends, 2011)

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秋葉原ゲーム会

ふうかさん、karokuさんと秋葉原の「狩座(かりくら)」でゲーム会。かつてロール&ロールステーションがあったビルなので場所が分かりやすく、しかも23時まで開いており、途中外出自由と使い勝手がよい。結局12時から夕食をはさんで10時間近くプレイしていた。
ヴィンテージ(Vintage)
ポルトガルのワイン作りゲーム。土地を買って、ブドウを植えて、まずブランデーを造って、それからワインを造って混ぜ、船で運んで、港の倉庫で熟成させて売るという長ーいプロセスが必要になるため、いかに効率よく同時進行していくかが勝負となる。そして後から選ぶほどコストがかさむワーカープレイスメント。手番の回りはよかったが生産が1回足りず最下位。ワインが飲みたくなる(MESAboardgames, 2011)。
ジャンプゲート(Jump Gate)
宇宙の惑星を探索して資源を集めるカードゲーム。今年の『ゲームズ・マガジン』大賞作品。得点の高いカードにはブラックホールマークがあり、一番多い人はペナルティがある。着陸するのが難しいため、自分がいない惑星の探査ができるカードや、ほかのプレイヤーと位置交換できるカードが強かった。探査してもしょぼーんな惑星が多く、いい惑星には着陸できず残念。karokuさんがブラックホールを恐れず、幅広く探査して1位(Matt Worden Games, 2010)。
カルナクシス(Karnaxis)
パラメーターを上げて、収入の多い職業に転職したり、起業したりしてお金を稼ぐ人生ゲーム。各自異なる能力と、人生の目標がはじめに与えられる。起業しまくったkarokuさんだったが、地道に勉強して看護師から医者になったふうかさんの高給にはかなわず。私は早々に人生の目標をあきらめ、毎年宝くじばかり買うという落ちっぷりで敗者。最後に株に全財産をぶっこんだほうがよかったかも(Opportunity Games, 2010)。
金庫破りのジギ(Siggi Safeknacker)
4つの金庫に置かれた財宝を、数字の大小を当てて集めるゲーム。数字は1〜52があり、一桁なら「上」、40台なら「下」というだろうが、当然ハズレることもあって盛り上がる(Haba, 2011)。しかも手に入れた財宝を1手番使って確保しないと、失敗したときになくなってしまうので、どこまで集めてから確保するかのチキンレースが待っている。全員同数という驚きの結末で、ダイヤモンドをもっていたふうかさんの1位(Haba, 2011)。
セブンドラゴン(Seven Dragons)
ドラゴンが1〜4匹描かれたカードを並べて、自分の色のドラゴンを7匹つなげるゲーム。『アクエリアス』のリメイク。多くつなげるとボーナスでカードがもらえるが、その分ほかの人も上がりやすくなるので注意しなければならない。karokuさんがリーチした緑のドラゴンを、アクションカードで奪うつもりだったが封じられ、その間に自分の目標の赤ドラゴンを取ったふうかさんが揃えて1位。つなげるだけでなく、アクションカードを効果的に使う必要があった(Looney Labs, 2011)。
バック・トゥ・ザ・フューチャー・カードゲーム(Back to the Future: The Card Game)
タイムマシンで過去の出来事を変えて、自分の目的を達成するゲーム。ひとつ変えると、連動していくつかの未来が変わるという仕組み。『クロノノーツ』のリメイクだが、同名の映画でおなじみの出来事(1〜3)が出てくるので楽しい。早々と条件を達成して、タイムマシンが発明されなかったことにしようとしたが2回失敗。ふうかさんとkarokuさんがUndo合戦を繰り広げていたが、ふうかさんが一気に成功させて勝利(Looney Labs, 2010)
ドワーフの王様(The Dwarf King)
毎回得点方法が決められ、特殊効果のあるカードが1枚ずつ入るトリックテイキングゲーム。「緑のQは8点」など、得点になるトリックは1つしかないときなどがあるので、それに向けてどう手札を調整していくかがカギとなる。特殊能力は毎ラウンド1回しか出ないのでたいへんスピーディだが、得点チャンスがいつ回ってくるか緊張感があって楽しい。棚からぼた餅などがあったりして1位(IELLO-ホビージャパン, 2011)。
ふうかのボードゲーム日記:秋葉原ゲーム会