背中にお絵かき伝言ゲーム『バック・トゥ・バック』日本語版、11月30日発売
グループSNE/cosaicは11月30日、『バック・トゥ・バック(Back to Back)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:K.キアナン、イラスト:本田佳世、3~6人用、6歳以上、20分、4400円(税込)。
オリジナルはブロードウェイトイズ(香港)から2021年に発売された作品。背中に絵を書いてお題を伝えるパーティー伝言ゲームだ。
「ショルダーケープ」と呼ばれる前掛けを背中に着用し、一列に並んで後ろの人から順次、消せるペンで前の人にイラストを描いていく。前の人は背中をなぞられる感覚を頼りに、さらに前の人の背中に同じものを描いていき、最後に先頭のプレイヤーが「お題だと思うもの」を宣言して、もともとのお題と合っていたら全員の勝利となる。
ネコがイヌになり、イヌがウシになり、ウシが恐竜になるなど、たとえ正しい答えが伝わらなくても、その変遷で最後に大笑いしよう。
(写真は中国語版)
第8回東北ボードゲームフリーマーケットを終えて
11月12日(日)、山形県長井市で第8回東北ボードゲームフリーマーケットが開催された。過去最高となる中古・創作・新作790品のボードゲームが出品され、222人の参加者が訪れた。
親イベント「ぼくらの文楽」が地元有志によって「みんなの文楽」になって2回目。お笑いライブ、居合道演武、けん玉パフォーマンスなどのステージイベント、雑貨や食料品などのマルシェ、屋台などが出店した。インスタグラムの有料広告も行ってイベント全体では655名という、昨年を上回る集客。フリマ参加者も、午前中はライブやお買い物を楽しむことができる。
今年も例年通り、出品物には出品者・価格・状態などの情報が書かれたラベルを貼付し、出品者別ではなくおおよそジャンル別(入口近くから奥に行くにつれてキッズ、パーティー、ファミリ-、ゲーマー)に分類して並べた。同人ゲームサークル・るりるりゲームズ、海外輸入ゲーム販売のホヌゲームズも参加し、出品数は過去最高の790点に達した。ブース単位ではなく、1点売れるごとに50円という手数料で運営されているため、少数出品しやすく、ジャンルごとに並べられるのがこのフリマの特長だ。

会計は出口前のレジでまとめて行い、終了後にラベルを分けて精算する。レジ係は値段を読み上げる人、計算して合計金額を伝える人、金銭を授受する人の3人体制で、山積みのボードゲームをもってくるお客さんに対応する。また他のスタッフも空いたスペースに下からボードゲームを出したり、質問に対応したり、値引き交渉をしたりと大活躍。
開場前の待機列は60人で、最終的にのべ222名の参加し、442点が売れた。1時間ほどしたら値引きを行ったこともあってお目の高い愛好者が何度も会場を巡回し、2時間ずっと人が絶えることがなく、レア度に比して価格が安いものは確実に売れていった(一般に輸入ゲームは値崩れしないが、国産同人は数百円でも売れない)。
今回も下の階にボードゲームを遊べるスペースが設置されていたが、フリマのお客さんがそちらにいく時間はあまりなかったようだ(そちらはそちらで、小さいお子さんがひっきりなしにキッズゲームを楽しんでいた)。前夜から泊まり込みで値札付け(や麻雀や映画)だったスタッフは、終わってから出品者と一緒に恒例の鍋パーティー。新しい出会いもあり、有意義なひとときを過ごすことができた。
11月開催が2年続いたが、さすがに山形はこの時期寒いので、次回はもっと温かい時期への変更が検討されている。
過去のレポート:第1回/第2回/第3回/第4回/第5回/第6回/第7回
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