アンケート:ゲームマーケットの注目
Q.60:ゲームマーケットで注目しているものは?(2012年5月)
A.輸入新作ゲーム 55票(36%) | |
B.同人ゲーム 66票(43%) | |
C.中古ゲーム 31票(20%) |
5月13日に開かれたゲームマーケットは、史上最高の3700人が参加しました。初めて参加した人も多かったはずで、どんなきっかけで参加したのかが気になるところです。そこで出展されるものを大きく3つに分けて、読者が注目しているものをお尋ねしました。
アンケートの結果は、4割の方が同人ゲームと答え、輸入新作を上回りました。昨年のアンケートでも、(設問は少し異なりますが)同人ゲームが輸入ゲームを10%ほど上回っており、同じ傾向が続いていることが分かります。
実際、同人ゲームが出展された4階が5階より賑わい、長い行列ができたブースもありました。ここでしか買えないものが多く、開会わずかで売り切れるブースが続出しました。どのゲームが人気が高いか、当サイトでは国産新作評価アンケートを行っておりますが(6月17日まで)、なんと100タイトルもの新作が発表されていました。
タイトル数だけでなく、質も上がっている日本のゲームは世界的にも注目されており、フランスからスカウトが訪れていました。今回の新作の中から、また世界に羽ばたく作品が生まれるかと思うと楽しみでなりません。
6月のアンケートはドイツ年間ゲーム大賞の予想です。今年も、大方の予想を裏切るノミネートリストが並びました。7月9日、審査員はどのゲームに栄冠を与えるでしょうか。皆さんの予想をお聞かせ下さい。
『ビブリオス』『イノベーション』日本語版発売
ホビージャパンは本日、カードゲーム『ビブリオス』と『イノベーション』の日本語版を発売した。
『ビブリオス』はアメリカのゲームで、中世ヨーロッパの領主となって、他の領主よりも立派な書庫を充実させることを目指す。貴重な書物を読みやすく美しい書面にするため、色のついた文字や装飾、必要な顔料、腕のいい写本職人をそろえ、なるべく少ない投資で原本を買い揃え、書庫を充実させなくてはならない。5つのジャンルを競りで集め、それぞれのトップ賞の得点をとる。大枚をはたいて集めても、トップ賞が安くてはどうしようもない。独特のシステムで駆け引きも楽しいゲームで、短時間で終わるところも評価が高い。スティーブ・フィン作、2〜4人用、10歳以上、30分、2520円。
・ホビージャパン:ビブリオス日本語版
『イノベーション』もアメリカのゲームで、技術革新(イノベーション)を積み重ねて文明を発展させる。ゲームの目的は、時代や文明分野を規定の回数制覇すること。偉大な功績を歴史に残した文明こそが、人類社会の勝者となる。毎回2回のアクションで、手札を引いて充実させ、必要かつ先進の技術を場に出し、その能力を使い、影響をためて、時代の制覇を目指す。その中で手札の枚数、場に出ているカードによるリソース数、山札の状況など、各種マネージメント能力が必要とされ、緻密なプレイングが求められる。時代が下るにつれてインフレ化するカードの能力など、逆転も可能なので最後まで気が抜けない。カール・チャデク作、2〜4人用、14歳以上、60分、3,465円。
・ホビージャパン:イノベーション日本語版
どちらもフランスのイエロ社によるリメイクで、初版と比べるとイラストが非常に美しくなっている。もともと4月発売の予定だったが、満を持しての発売だ。
・4Gamer.net:ホビージャパン,「イノベーション」「ビブリオス」の日本語版を4月下旬に発売