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プロ棋士たちの人狼、動画で生中継

3月に行われるプロ棋士とコンピュータ将棋による将棋棋戦「第2回将棋電王戦」のプレイベントとして2月18日、現役プロ棋士男女11名が「人狼」をプレイし、その模様がニコニコ生放送で中継される。19:30開始。
ある村に紛れ込んだ人狼。昼は村人と同じ姿をしているが、夜になると村人を1人喰い殺してしまう。村人たちは昼のうちに会議を行い、怪しい者を処刑することにした。手がかりは話す言葉と身振り手振りだけ。村人が人狼を殲滅するのが先か、人狼が村人を全て喰い殺すのが先か? 「俺は人狼じゃねーよ!」「私も」「あなたが怪しいなあ」「お前のほうこそ!」・・・・・・はたして嘘を付いているのは誰か?
今あちこちでブームとなっている嘘つきゲームを、現役棋士がチャレンジするという前代未聞の企画。ウソを付くのが一番うまいのは誰か?
参加するのは電王戦に出場する佐藤慎一四段のほか、中田功七段、片上大輔六段、村中秀史六段、千葉幸生六段、瀬川晶司五段、及川拓馬五段、藤田綾女流初段、安食総子女流初段、山口恵梨子女流初段、貞升南女流1級。20~40代の若い棋士たちが顔を揃えた。コメント解説はひろゆき氏が担当する。普段の将棋では見ることのできない、棋士たちの新たな一面を見ることができそうだ。
ニコニコ生放送:電王戦出場の佐藤慎一四段も生登場~将棋棋士の人狼~

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ピラミディオン(Pyramidion)

石材があと1つあれば・・・

ギザに作られたクフ王のピラミッドは、高さ137m、底辺の一辺が230mもあり、10万人を使役して20年を費やしたといわれる。このゲームでは、その建設現場に、各地から資材を集めて船で送る。最も貢献した親方に与えられる「ピラミッドの頂上の石(ピラミディオン)」を取り付けることを夢見て。

昨日紹介した『サッカラ』と共に、昨年の秋にオランダのホワイトゴブリンゲームズがリリースした作品。こちらはタイトルや箱絵と裏腹に、ピラミッドは最後まで出てこない。あくまで後方支援である。

集めるべき資源はラクダ、食料、労働者、木材、石材の5種類。これらがギザ、テーベ、アレクサンドリア、フィラエ、アブ・シンベル、ルクソール、カイロ、カルナックという8つの地域から産出される。入手方法は手札を使った競り。手札の枚数が限られているので、配分を考えなくてはならない。

ピラミディオン

ラウンドのはじめに、今回の船が5隻登場する。船にはどの資源をいくつ積まなければならないかと、何点になるかが示されている。これを見て、集めるべき資源を考える。

各地に今ラウンドの資源が分配された後、いよいよ競りが始まる。スタートプレイヤーが8つの地域から競りを行う地域を決め、カードを1枚ずつ出す。全員がパスするまで。カードには、反乱(鎮圧できないと権利がもらえない)をもたらしたり、ほかの人のカードを捨てさせたりといった効果をもつものもある。

特徴的なのは、カードに商業力、交渉力、影響力の数値が書いてあって、それぞれ別々に1位を決めるところだ。商業力で1位を取れば資源を取り、交渉力で1位なら交渉団トークン(その地域から競りの前に資材が手に入る)、影響力で1位なら監督団トークン(その地域の特殊能力と資材が手に入る)を置く。ただし、各地域には商業力、交渉力、影響力の最低基準があって、これを上回らなければならない。

ラウンドの最後に、手番順で手持ちの資源を船に積んで得点。指示された資源が1つでも足りなかったり、揃っていても先に積まれたりすれば、余った資源は次のラウンドに持ち越しとなる。こうして船の得点の合計が先に10点以上になった人の勝ち。

カードの強さに結構な開きがあって、序盤2ラウンドを圧倒的な強さでくさのまさんが制する。3ラウンド目に逆転のチャンスがあったが、下位同士で競り合ったためそのまま逃げ切られた。『サッカラ』と同様、序盤のカードの引き運で抜け出したプレイヤーを止めにくい印象があるが、カード配分によってカバーできることもあり好評だった。

Pyramidion
Y.ジェルヴェーズ/ホワイトゴブリンゲームズ(2012年)
2~4人用/10歳以上/60分
アークライト:ピラミディオン