カタン日本選手権2023、内田裕太氏が優勝
8月20日、新宿プリンスホテル・ガーネットでカタン日本選手権2023ファイナル(主催:ジーピー)が開かれ、東日本地区代表の内田裕太氏(写真右から2番目)が優勝した。来年開催される世界選手権に日本代表として派遣される。
5月から全国6か所で地区大会が開かれ、約800名の参加者から勝ち抜いた32名でのファイナル。午前10時から4回戦が行われ、ハイレベルな熱い戦いが繰り広げられた。
内田氏は東日本地区大会3位でファイナル進出。ファイナルでは4戦3勝、合計得点39点を獲得するという好成績で並み居る強豪を下し、世界選手権への出場権を獲得した。世界選手権経験者2名を含む決勝卓の実況はYoutubeで見ることができる。
カタン世界選手権は2010年から隔年開催となっており、さらにコロナ禍で4年ぶりとなった前回(2022年第13回マルタ大会)には48カ国の代表87名が参加した。日本からは末村、長森、手川、堂の各氏が出場し、末村直樹氏が準決勝に進出している。2024年の開催地と開催期間は未発表。
シュピール23:シュピールヴィーゼ出版
★ハヴァランディ(Havalandi)
ゲームデザイン:R.クニツィア、イラスト:L.ジーグモン、2~4人用、8歳以上、30~45分。発売元はペガズスシュピーレ。
気球の陣取りゲーム。ダイスを振ってボードの外周にある気球を進め、そこから一直線につながっているマスのいずれかに自分の色の気球コマを配置する。同じ色のエリアで隣接していれば、一直線でなくても配置できる。気球を飛ばした(気球コマを裏返した)ときに、つながっているエリアの種類だけ得点になるほか、同じエリア内で気球をつなげたとき、ボード上に点在するパビリオンにつなげたとき、ゲーム終了時にカードの条件を満たしたときに得点が入る。
他プレイヤーの上に置ける気球、連続して隣にもう1つおける気球、気球の位置に関わらずどこにでも置ける気球があり、上手に活用して得点を増やそう。
★キツネ狩り(Schnitzeljagd)
ゲームデザイン:B.ギルバート&M.ダンスタン、イラスト:N.ブレンナー、2~5人用、8歳以上、15~20分。発売元はペガズスシュピーレ。
プリント&プレイで2017年に発表された『グッドリトルハンターズ』をリメイク。各プレイヤーはクマからネズミまで5枚のカードをもち、1枚ずつ伏せて出す。クマから順番にコールし、公開したプレイヤーが1人だけだったら、より数字の大きい動物をコールして、その動物を出していたプレイヤーは脱落となる。公開したプレイヤーが2人以上いればバッティングして誰も脱落しない。こうして誰かが1人だけ残るか、3回狩りをしたらラウンド終了で残ったプレイヤーは餌チップをもらい、何ラウンドか行って先に5枚集めたプレイヤーの勝ちとなる。
★ザ・セイムゲーム(The Same Game)
ゲームデザイン:W.ヴァルシュ、イラスト:C.シュップ、3~6人用、10歳以上、30~45分。発売元はペガズスシュピーレ。
素材、長さ、値段などからランダムに指定された基準について、配られたお題と「同じ」ものを考えてみんなに当ててもらう協力コミュニケーションゲーム。基準がいくつか並んでおり、他のプレイヤーは相談の上、消去法で今回の基準でないものを当てていく。例えば基準が「長さ」で、配られたお題が「ヨガマット」だったら、「冷蔵庫」と回答すれば、他の基準と混同されにくいだろう。こうして全員の回答を当てた後、最終成績をつける。
難易度が高くなると「人類にとって大切なもの」「使用頻度」など同じかどうかわかりにくい基準が登場する。
★ミクロマクロ・クライムシティ:ショーダウン(MicroMacro: Crime City – Showdown)
ゲームデザイン:J.ズィッヒ、イラスト:J.ズィッヒほか、1~4人用、12歳以上、15~45分。
基本、フルハウス、オールインに続くシリーズ第4弾。16の新しい事件を収録している。