『パイレーツ・オブ・リベルタ』、オープンβテスト開始(2)
先日お知らせしたオンラインデッキ構築ゲーム『Pirates of Liberta(パイレーツ・オブ・リベルタ)』のオープンβテストが、本日19時よりスタートした。無料、要会員登録。
最初に配られるデッキ14枚は毎ゲーム全員同じ。獲得力1の「下級船乗り」(ドミニオンの銅貨)、勝利点1の「樽」(ドミニオンの屋敷)、アクションポイント2の「カリスマ」に、同じ種類のカードを引くとバーストしてしまう「嵐」「食料不足」から始める。獲得力を使ってサプライのカードを入手し、デッキを増やしていく。
『ドミニオン』などと違って手番開始時の手札は一定ではなく、デッキからドローして始める。何枚でもドローできるが、「嵐」「食料不足」を2枚ドローしてしまうとバーストして手番が強制終了となってしまう。
ゲーム前に選べるサプライは、ランク戦で勝利するか、たくさん対戦するか、課金(正式版から)で入手できる。カードごとに条件が異なり、未知のカードが加わってくる仕組みだ。オープンβテストでは、先行バランシングテストで登場した23種類のほかに10種類を追加している。
オープンβテスト限定のキャンペーンとして、対戦相手に対して使う「スタンプ」というコミュニケーションツール、一定期間待たなくても次の対戦ができる「ハート回復ボトル」がプレゼントされる。
PCブラウザ、スマートフォン、タブレットのいずれでもプレイ可能。早速試してみてはいかが。
対戦するたびにハートを消費するが、一定時間経つと回復する仕組み
サプライに使えるカードはツリー状に表示され、レベルが上がるほど増える
もっとよせて(Dicht dran)
一番近いと思ったのにぃ!
中央に出されたカードに最も近い数字を狙うカードゲーム。それと同時に、2枚のカードの間に入っていないといけない。このカードは通るや否や?
6枚のカードを円形に並べ、そのうち1枚を中央に移動したらスタート。全員一斉にカードを出して、中央のカードに一番近かった人(一番近い人が2人いた場合、数字の大きいほう)が得点となる。それ以外の人は、別の2枚のカードの間に数字が収まっているかをチェックして、外れていると山札から引かなければならなくなる。カードは1~100までで、重複はない。
写真では、22が「目標カード」。これに対して、21を出した人が22のカードをゲットして得点になった。それ以外の人は、42と52の間に収まっているかをチェック。47のカードはセーフである。
リスクを承知で目標カードを狙うか、諦めて失点しないようにするかが悩ましい。目標カードと、2枚のカードは毎回変わっていく。2枚のカードの間が狭くなると絶体絶命。「出せるカードがないよ!」と思って出したら、他の人もあまりもっていなくて目標カードをゲットできたりもする。『ニムト』のような、一か八かの賭けや、してやったり感が楽しい。
誰かの手札か山札がなくなったら前半終了。得失点を合計して後半に入る。前半と後半の合計が多い人の勝ち。
前半は手探りだったが、後半になると、どのようにカードを出していったらいいかコツが飲み込めてくる。この次、この次の次の目標カードと2枚のカードが分かっているので、そこに出すカードを温存しておくという戦略も有効なようだった。前半は私が1位で折り返したが後半、鴉さんが巻き返して逆転した。
逃げてばかりいては得点できないが、無謀プレイは失点になってしまうところがよい。簡単なルールで1枚1枚に一喜一憂できる楽しいゲーム。『ニムト』に飽きた方などに。
Dicht dran
R.シュタウペ/ニュルンベルガー・シュピールカルテン(2013年)
3~5人用/8歳以上/20分
ゲームストア・バネスト:もっとよせて