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アグリコマ

ドイツ在住のポーランド人がハボルズ・グロッテ(下記リンク)というサイトで、ボードゲームの手作りフィギュアを紹介している。『アグリコラ』『ル・アーブル』『ツォルキン』『スペースアラート』『ストーンエイジ』『エスケープ』『ダンジョンペッツ』『ロビンソン・クルーソー』を、彩り豊かで可愛らしいフィギュアで遊べるようになる。
早速、『アグリコラ』のフィギュアセットを注文してみた。連絡は、ホームページにあるメールアドレスのほか、フェイスブックのメッセージでも取ることができる。資材セットが33ユーロ、家族セットが27.50ユーロ、動物・柵・厩セットが65ユーロ、日本への送料が16.90ユーロ。ペイパル支払いで、2万円弱である。
支払いを済ませて1ヶ月ほどで届いた。コマがひとつひとつ紙でくるまれていた。写真の通り、見事な出来栄えに心が躍る。木材の筋の1本1本、魚のウロコの1筋1筋が全部異なっている。型に入れて作ったのではなく、1つ1つ本当に手作りで作ったことが分かる。届いた旨を連絡したら、本当に大変だったという返事が来た。
フィギュアを眺めていると、『アグリコラ』のプレイ欲求がどんどん高まってくる。日本でも、手先の器用さを活かしてこんな(特定の)ボードゲーム用オリジナルフィギュア作りをする方が現れないだろうか。
Hobold’s Grotte
アグリコラ手作りフィギュア

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ボドゲ五観の偈

『五観の偈(ごかんのげ)』とは、禅宗で食事の前に唱える偈文である。 修行道場では毎日、朝食と昼食の前に、みんなで声を合わせて唱えている。すべてに感謝し、自らの行いを反省し、欲張らず、節制を心がけ、修行に邁進することを誓う。
これのボードゲーム版はできないかと考えた。ボードゲームという趣味の敷居を高くするつもりはないが、この頃ポジティブに臨めないというお悩みをおもちの方は遊ぶ前に密かに心に誓ってから始めてはどうだろう。
一、楽しさを つくってくれて ありがとう
(このボードゲームがどのようにしてできたかを考え、デザイナー、出版社、流通業者、翻訳者、インストしてくれた人たちに感謝をいたします。)
二、今ここで ご一緒できて 幸せです
(一緒に遊ぶことができるのも何かの縁。ここに集ってくれた仲間にも感謝をいたします。)
三、言いません やめようゲームの 好き嫌い
(どんなゲームでも腐ったり文句をいったりせず、最後までめいっぱい楽しむことを誓います。)
四、脳きたえ 心なごます よき薬
(ボードゲームとは良薬なのであり、頭脳とこころの健康を得るためにプレイします。)
五、レッツプレイ 今を大事に 生きるため
(今このボードゲームをプレイするのは、自分の人生を輝かせるためです。)
こんなことを思いついたのは、長年ボードゲームをやっているうちにボードゲームの欠点をあげつらったり、あまつさえデザイナーや、ショップの文句をいうことにボードゲームの楽しみを見い出しているような愛好者の話を聞いたからである。振り返れば自分自身にも知らず知らずのうちにそうなりかけているような気もする。始めたての頃のように純粋な気持ちで楽しもうとするならば、感謝や謙虚な気持ちといった精神面でのコントロールが必要になってくる。
私のボードゲームライフで一番大切なものは一緒に遊んでくれる仲間。そしてすぐれたアイデアと膨大なテストプレイでボードゲームを開発してくれるデザイナー、美しいコンポーネントで製作してくれる出版社、面白いゲームを厳選して輸入し、ルール翻訳を手配し、販売してくれる輸入代理店や専門店といった働く方たち。さらに情報を融通し合う世界のボードゲーム愛好者、どこまでいっても人人人である。ありがとうございます。