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『パレード』英語版が再版、国内は10月上旬発売

パレードズィーマンゲームズ(アメリカ)は、日本国産カードゲームの『パレード』をアートワークを一新して再版する。本間直樹(bone5)作、2~6人用、10歳以上、30分、ホビージャパンの取り扱いで2,520円。

『パレード』は不思議の国のアリスのキャラクターによる手軽なバーストゲーム。2007年のゲームマーケットで骨折ゲームズから発売され、翌年にグランペールで製品化、エッセン・シュピールにヤポンブランドで出展され、2010年にズィーマンゲームズが英語版を発売していた。

不思議の国で始まった奇妙で華やかな仮装パレードを主催して、どんどん人を呼び込む。しかし、わがままな参加者たちは、同じ格好をした人や自分より格上の人が加わると、機嫌を損ねてパレードから抜け出してしまう。抜け出した参加者は失点になるが、同じ色をほかの人よりたくさん集めると失点が少なくなる。

今回発売の新版では、アートワークが一新しただけでなく、ペーパーコースター6枚のオマケが入っている。

Z-Man Games:Parade

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シュピール’13新作情報:エッガートシュピーレ

ドイツゲームの本流で意欲作を作り続けているエッガートシュピーレは、有名デザイナーを起用してきました。

ロココの仕立屋(Rokoko)
M.クラマー、S.マルツ、L.マルツ作、2~5人用、12歳以上、60~120分、6,090円(ホビージャパン)、11月上旬発売予定。
ルイ15世の治世に、上流階級のために豪華な衣装を製作するボードゲーム。豪奢な舞踏会を開くことこそ当世の流行でした。数週間後に大きな舞踏会が行われることになり、注文が舞い込んできました。そこで生地を確保し、職人を雇って指導し、舞踏会で宣伝して評判を競います。また、それだけではなく、花火など、舞踏会の装飾も行わなければなりません。
自分の戦略に合わせて毎手番、従業員カードを1枚選び、アクションを行います。見習いは特殊な技能をもっていますが、針仕事はできません。助手は素晴らしい衣装を仕立てる腕をもっていますが、新しい職人を雇う必要があります。これらのカードには、デッキ構築の要素を取り入れました。
7ラウンドの後で、舞踏会が行われ得点計算があります。従業員、ゲストに提供した衣装、資金を出した舞踏会の飾りに名声ボーナスが与えられ、最も多かった人が勝利します。
『グレンモア』『ランカスター』のM.クラマーと、『江戸』のS.マルツのコンビネーションが楽しみです。

炭鉱讃歌(Glück Auf)
W.クラマー、M.キースリング作、2~4人用、10歳以上、60~75分、6,090円(ホビージャパン)、11月上旬発売予定。
20世紀初頭のエッセン。太陽光発電やクリーンエネルギーなど当然まだあろうはずもない時代でしたが、そこには代わりに無尽蔵とも思える石炭の鉱脈がありました。
プレイヤーは石炭鉱山の所有者となり、搬出用のトロッコを製造し、鉱山内へと送り込んで、坑道から掘れる限りの石炭を採掘します。採掘した石炭の買い手を確保し、勝利点を獲得します。ただし、受注は石炭の需要に大きく左右されてしまいます。しかもその品質は炭鉱の深さによって異なるため、時には坑道深部から採掘を行わなければなりませんが、当然コストも増大します。
ほかにもやらなければならないことは多岐にわたりますが、問題は炭鉱夫の数は限られていることです。作業に送り込む坑道も決めねばならず、そしてその作業を達成するにはより多くの炭抗夫が必要になります。全プレイヤーが炭鉱夫をすべて使い終えたら、1シフト終了し、ゲームが終わる3シフトまでに、もっとも得点を獲得していたプレイヤーが勝者となります。
今年『カッラーラの宮殿』がドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされたデザイナーコンビに、創作の勢いが衰える兆しは見えません。