『ノミのサーカス』の日本版『なつのたからもの』10月19日発売
ニューゲームズオーダーは10月19日、R.クニツィアの『ノミのサーカス(Zirkus Flohcati)』をローカライズしたカードゲーム『なつのたからもの』を発売した。3~5人用、6歳以上、15分、1750円。
サーカスの演目を集める『ノミのサーカス』をリメイク。花火、スイカ、金魚すくい、カブトムシといった夏の思い出を集めるゲームに生まれ変わった。イラストは『ティンダハン』のママダユースケ氏。
オリジナルは1998年にアミーゴ社(ドイツ)から発売され、『フロカティサーカス』という邦題で流通していた。バースト系ゲームの名作として人気が高くニューゲームズオーダーによって3月に日本語版になったが、印刷の不具合により全面改訂となった。
山札からカードをめくって、10種類の「なつのたからもの」から、同じ数字3枚揃えると得点になる。山札から好きなだけめくり、その中から選ぶことができるが、同じものが出てしまうと1枚も取れずに手番が終わる。安全に集めていたのでは揃わず、欲張り過ぎると集められないのが悩ましい。
・ニューゲームズオーダー:なつのたからもの
・B2FGames:「なつのたからもの」10月下旬に発売します。
アンケート:長考
Q.76:ほかのプレイヤーの長考でイライラしたことが……(2013年10月)
A.よくある 38票(19%)
B.たまにある 100票(49%)
C.めったにない 66票(32%)
定期的にボードゲーム愛好者の話題になる長考。特にゲーマーズゲームでは、ある程度時間をかけなければよい手が浮かびにくいものですが、時間をかけすぎれば周りの人を待たせてしまいます。今回のアンケートでは、待たされてイライラしたことがあるという方が7割近くに達することが分かりました。
以前コラムで触れた通り、ほかプレイヤーの手番中から「オレの番になったらああしよう、こうしよう」と考えておく、手番でない人同士でちょっとおしゃべりしてみる、中立的な立場を心がけた助言を行う、長考になりそうな手番には最初に「ちょっと考えせて下さい」などと断っておくなどの改善策が考えられます。また初プレイ、初心者の方の長考はある程度許容することも必要でしょう。
考えることはボードゲームの楽しみの一つであることは言うまでもありません。しかしそれとともに、限られた時間を仲間と共有している意識も忘れないで、みんなにとって有意義な時間を送っていただきたいと思います。
今月のアンケートはアドバイスについてです。手番にどうしたらいいか分からなくなったとき、「こういういい手があるよ」とほかのプレイヤーから提案をされることがあります。ときには自分が不利になるような手であっても提案する方もいらっしゃいます。一方、相手は親切のつもりでも、自分で考える楽しみや、選択の自由を奪われたと感じることもあります。みなさんは、ほかのプレイヤーからのアドバイスをどのように受け止めていますか。最も近いものをお答え下さい。