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日本版The One Hundred 2013、『アグリコラ』が初の首位

好きな非電源系ゲームを挙げる毎年恒例の年末投票「日本版The One Hundred」投票が12月5日から15日まで行われた。発起人と集計はさとーとしき氏(さとーふぁみりあ)。各自がベスト15を発表して集計したもので、今年の投票者数は168人と、ミクシィで行われていた昨年から56人の増。
今年の1位は『アグリコラ』で、昨年の2位からついに首位を奪った。昨年の1位だった『プエルトリコ』は3位に後退し、代わって2009年に1位だった『ドミニオン』が2位に上がっている。新作は『ツォルキン:マヤ神聖暦』が6位と善戦し、国産ではカナイ製作所の『ラブレター』が昨年の15位から10に上昇した。104タイトル中、新作は15タイトル(昨年23タイトル)、圏外からのランクインとあわせると約3割が入れ替わることになった。日本語版ありは50(昨年45タイトル)。
このリストの楽しみ方として、「ゲーマー度」というものがある。リストの全104タイトルから、自分が所有しているゲーム数と、遊んだことのあるゲーム数を足し合わせるものだ(最高208ポイント)。人気のあるゲームを遊んだことがあるかチェックしてみてはいかが。
01(02↑):アグリコラ 55票 ●
02(04↑):ドミニオン 46票 ●
03(01↓):プエルトリコ 42票 ●
04(02↓):カタンの開拓者たち 40票 ●
05(07↑):カルカソンヌ 36票 ●
06(新 ):ツォルキン 34票
07(08↑):アクワイア 32票
08(08→):電力会社 30票 ●
09(11↑):パンデミック 29票 ●
10(12↑):テレストレーション 26票 ●
10(15↑):ラブレター ■
10(06↓):世界の七不思議 ●

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クラウドファンディングで同人作品の再版プロジェクト

先月行われたゲームマーケット2013秋で注目を浴びた同人ゲーム『オトーリバース』の再版プロジェクトが、クラウドファンディング「キャンプファイヤー」で行われている。目標金額は30万円で、1月7日〆切。
『オトーリバース』は、つぶれないようにぎりぎりまで酒を飲むカードゲーム。酒カードをめくっていって、酒カードに書かれたアルコール度数が限度量を超えたら「リバース」してしまう。その前に宴会を抜ければ、飲んだ分だけ得点になる。ほかにもアルハラ、一気飲み、もらいゲ○など、「最悪の宴」が楽しめる。
TGiW:オトーリバース
テーマの独自性が注目されてゲームマーケットでは完売となり、当サイトの人気投票で4位という高い評価を得た。これをうけての再版が計画されているが、資金不足のためクラウドファンディングで出資者を募集することになった。
出資は500円から可能で、2000円で『オトーリバース』が郵送され、それ以上でさまざまな特典がある。〆切までは出資を表明するだけでよく、実際の支払いは〆切後、目標金額に達した場合のみ行われる。達成した場合、3月のゲームマーケット大阪、6月のゲームマーケット2014春でも販売される予定だ。
クラウドファンディングを利用したボードゲームの製作はドイツやアメリカで盛んに行われているが日本ではほとんど例がない。今回のプロジェクトの成否は、今後の国産インディーズゲームにも影響を与えそうだ。
出資したい方は下記のページからどうぞ。〆切は1月7日。
Campfire:最悪の宴「オトーリバース」カードゲーム再販プロジェクト
しあわせさがせ?:クラウドファンディングでカードゲームの再販資金集めに挑戦してみた