シュピール’14:ツリーフロッグゲームズ
熱烈なファンの多いM.ウォレスの個人出版社です。
★ミソトピア(Mythotopia)
M.ウォレス作、2~4人用、14歳以上、60~90分。
中世ファンタジーがテーマのデッキ構築ゲーム。2人専用だった『数エーカーの雪(A Few Acres of Snow)』のシステムを用い、デッキを構築するとともに自分の陣地を広げます。
ゲームボードは40の地域があり、それぞれ対応するカードがあります。はじめはランダムに地域カードが割り当てられ、そこに自分の街コマを置いておきます。この地域カードと、最初のカード5枚で最初のデッキを作り、手札として5枚をもちます。9枚の勝利点カードのうち4枚を使うため、ドラゴン、ルーンストーン、城砦、海エリア、ほかのプレイヤーへの攻撃など、ゲームごとに何が得点になるか変わります。
手番には2つのアクションを行い、手札を5枚まで補充します。アクションは、軍隊/船を買う、その軍隊/船を配置する、改良カードを引く、カードをリザーブする、カードを廃棄する、特定のアクションのためにカードを使う、隣の地域に侵攻するの9種類。侵攻するには、侵攻元の地域カードと、軍隊カードと食料が必要です。相手には防衛のチャンスが与えられます。
資源は侵攻に使う食料、都市・道路・城を建設する石材、軍隊・船・改良カードを買うお金の3種類があります。これらの資源は所有している地域から取れます。街を都市にすればリザーブできる枚数が増え、道路を作ればカードを軍隊を無料で移動でき、城を作れば防衛力が上がります。都市、道路、城は、勝利点カードに関わらず得点になります。
★火星探検(Onward to Venus)
M.ウォレス作、2~5人用、90分。
G.ブロードモアが19世紀のイギリス帝国によるアフリカ探検をパロディーにしたグラフィックノベル「ドクター・グロードボート」に基づくボードゲーム。舞台はさまざまな宇宙人が住む太陽系です。
惑星や月を駆け巡りタイルを集めます。タイルを取ると工場や鉱山を建てたり、変わった動物を狩ったり、お金を稼いだりできるようになります。またほかのプレイヤーに攻撃したり、惑星や月の危機レベルを上げたりするものもあります。危機レベルが上がると、火星人の侵略やロボットの反乱、宇宙海賊などが起こるので気をつけなければなりません。
シュピール’14:アルゲントゥムシュピーレ
『コニーアイランド』『デスペラードス』『雲南』と玄人好みの作品を作っているドイツの出版社です。
★エル・ガウチョ(El Gaucho)
A.D.フューラー作、2~4人用、8歳以上、60~75分。
ガウチョとは、17~19世紀に南米に居住し牧畜に従事していた混血民族のことです。ラプラタ川流域の草原地帯パンパで、ウシをできるだけたくさん集めるゲームです。ダイスを使ったロデオでウシを捕まえる能力を鍛えます。よく鍛えられると、ウシをたくさん捕まえることができるでしょう。
アクションはワーカープレイスメントで行います。各プレイヤーには7人の手下がおり、ウシを捕まえたり、ほかのプレイヤーのウシを盗んだり、ウシの順序を並べ替えたりします。手下を置くときには、ロデオで手に入れたダイスが必要です。ウシタイルには種類と数値があり、同じ種類を昇順か降順に捕まえていかなければなりません。この順序から外れるウシを捕まえてくると、それまでのセットがなくなってしまいます。
各ラウンドの最後に捕まえたウシでセットが完成したものを売ります。こうして最もお金持ちのプレイヤーが勝者となります。
★ハンザ・テウトニカ:ブリタニア(Hansa Teutonica: Britannia)
A.シュテーディング作、2~5人用、12歳以上、45~90分。
東方マップに続く2つ目の拡張マップ。2人用ルールも付いています。