Posted in ゲームマーケット

ゲームマーケット2014春:新作評価アンケート結果、1位は『名もなき魔王』

6月1日に東京ビッグサイトで行われ、6500名が参加したゲームマーケット2014春。国産ボードゲームの新作発表数は172タイトルにのぼりました。その中でどの作品が面白かったか、当サイト恒例の新作評価アンケートを約1ヶ月間にわたって実施しました。
各ゲームの5段階評価を、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、平均の高かった順に並べたものが以下のランキングです。右の数字は評価数を表しています。総投票数は289票で、20票以上を掲載しました。
評価平均で1位は『名もなき魔王』(蓑竹屋GAMES)。モンスターで競りをするファンタジーカードゲームで、プレイ時間90分という遊びごたえのある作品。ゲームマーケット終了後、イエローサブマリンで委託販売されています(ホームページ)。2位の『アンリミテッド富豪』は、ぽんこつファームが3年ぶりに発表した新作で、チップを使った大富豪系のカードゲーム。3位の『ペクーニア』は操られ人形館の作品で、司教となって、救済を求める仔羊たちの能力を生かし、得点するカードゲームです。
アンケートに投票頂いた皆様、ご協力ありがとうございました。
【ゲームマーケット2014春新作評価(評価平均/評価数)】
1.名もなき魔王(G12 蓑竹屋GAMES) 4.24/29
2.アンリミテッド富豪(I25 Hammer Works) 4.14/28
3.ペクーニア(I18 操られ人形館) 4.12/50
4.襲ノ色目(D22 桜遊庵) 4.115/69
5.NightClan(F35 Domina) 4.08/25
6.Ars Alchimia -アルス・アルキミア-(E30 ManifestDestiny) 4.07/42
7.大怪獣コトバモドス(I09 一年中未来) 4.05/63
8.Futures!(H07 ワンモアゲーム!) 4.04/48
9.シンデレラが多すぎる(I20 大気圏内ゲームズ) 4.02/130
10.dois(D24 倦怠期) 4.00/39
11.トランプタウン(E19 なまはむ) 4.00/21
12.死神セクト(D32 さとーふぁみりあ)3.96/69
13.VampireRader(H15 かぼへる) 3.89/37
14.MBUGA(A43 ゲームストア・バネスト) 3.85/20
15.ブゾク(F34 ツクルカ) 3.81/27
16.彼女のカレラRSトリックテイキングゲーム(A17 Product Arts) 3.79/53
17.江戸職人物語(C25 imagine GAMES) 3.77/52
18.ロボダイス(E14 十式ゲームワークス)3.71/38
19.ステステレイルロード(I23 Chicken Dice Games) 3.68/22
20.Save the Queen(H08 3D6) 3.57/23
21.マスクメン(A14 オインクゲームズ) 3.54/138(評価数最多)
年齢:10代0.7%、20代32.9%、30代49.8%、40代15.6%、50代1.0%、60代0%
性別:男86.5%、女13.5%
居住地:北海道・東北4.8%、関東53.6%、都内18.7%、東海・近畿13.1%、信越・北陸4.2%、中国・四国2.1%、九州・沖縄3.1%、国外0.3%
今回のゲームマーケットへの参加:参加83%、不参加17%

→過去のゲームマーケット新作評価アンケート結果:2005200620072008200920102011春2011秋2012春2012秋2013春2013秋2014大阪

Posted in 日本語版リリース

新ブランドKOI GAMES、アメリカ作品の日本語版を発表

テイスティ・ミンストレル・ゲームズ(TMG社、アメリカ)は今春、新ブランド「コイゲームズ」を立ち上げ、同社の製品の日本語版を発売する。一挙4タイトルが、アークライト社の取り扱いにより8月9日に発売される。いずれも小箱の短時間ゲームで、1500円(税別)という低価格をウリに、一般層への展開を狙う。
TMG社は2009年から活動しているアメリカの出版社で『ホームステッダーズ』『ベルフォート』『グランドフロア』などオリジナル作品のほか、ドイツゲームの英語版も手がけている。海外の出版社が、日本語版専用のブランドを立ち上げるのは過去に例がなく、日本市場が注目されていることがうかがえる。
このたび日本語版となるのは同社の新作で、うち3タイトルは日英同時発売、1タイトルは昨年発売されたばかりの作品だ。今年のゲームマーケット2014春で先行販売が行われた。あなたが気になる作品はどれ?
陰謀の聖堂騎士(Templar Intrigue)
正体秘匿、断片的情報、推理、あざむき、告発の人狼型ゲーム。2つの陣営に分かれ、一方はフランス(すなわち王)に忠誠を誓い、もう一方は聖堂騎士団にその身を捧げているが、与えられる情報は双方とも同じものではない。さまざまな質問や詰問をし、味方を推理して助けた側が勝利を手中にできる。M.ミンデス作、7~10人用、13歳以上、15~30分、1500円。
陰謀の聖堂騎士
コイン・エイジ(Coin Age)
キックスターターで2013年に発売された2人用ゲーム。地図カード1枚と、同梱のコインだけで遊ぶ。両プレイヤーは手番中、ルールに従ってコインを振り、地図上に1枚ずつ交互に配置しながらマス(州)を支配しあう。各マスの支配は何度もくつがえり、最終的により価値のあるマスをどれだけ支配できたかで勝敗が決する。A.P.マカイヴァー作、2人用、10歳以上、15分、1500円。
コイン・エイジ
この町は2-4人のボクらにも狭すぎる(This Town Ain’t Big Enough for the 2-4 Of Us)
ウェスタンを舞台にしたタイル配置ゲーム。プレイヤーはカウボーイとして荒野を駆け巡り、柵を張り巡らせて土地を囲み、その土地に自分の焼印を刻むことで自分の権利を主張する。囲みが完成した時、焼印の数が多いプレイヤーが得点するが、その点数はどれだけ他のカウボーイと争ったかで変わる。自分だけ焼き印を刻んでも高得点にはならない。3種類の拡張セットも入っている。S.リム、J.コーミア作、2~4人用、8歳以上、15分、1500円。
この町は2-4人のボクらにも狭すぎる
バーグー(Burgoo)
塩辛い肉と野菜でシチューを作るゲーム。シェフであるプレイヤーたちは、試食を重ねて自分のレシピの全食材をシチューに投入し、シチューの完成を目指す。具の種類は同じでも、投入する順番や個数など、各シェフのレシピは全て異なる。ボードゲームを遊び慣れてない人も楽しめる一品。D.マンフレディーニ作、2~5人用、10歳以上、15~30分、1500円。
バーグー