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「青い街」法人化、多彩なサービス打ち出す

青い街同人ゲームサークルの「青い街」は7月1日法人化し、「できるだけシンプルに、誰でも楽しめる」カードゲーム作りを目指して新たな活動を開始した。
Ungerade』『Paar』『Grund』『再見』(リンク先:TGiWレビュー)といった手軽なカードゲームを発表してきた「青い街」。代表の杉岡一樹氏だけの個人事業で、ゲームの考案からデザイン、営業活動までを行うことにより、制作費の節減を狙う。そして「カードゲームを使った面接サービス」「グッドデザイン賞への応募」「返金保証キャンペーン」と、次々と新しい試みを打ち出している。
カードゲームを使った面接サービスは、応募者にカードゲームをプレイしてもらい、そこから得られる情報を採用判断に反映させるもの。「青い街」がカードゲームを提供すると共に面接で押さえるべきポイントなどをレクチャーする。カードゲームを通して応募者をリラックスさせ、本音を引き出し、理解力・応用力・挑戦意欲・協調性などの資質を見極められるという。40,000円(税別、交通費別)程度。
グッドデザイン賞への応募は、ビジュアル・デザイン面だけでなく、ケースと解説書を一体にしたパッケージをアピールするもの。すでに書類選考による一次審査を通過し、現物による二次審査に進んでいる。授賞発表は10月。
返金保証キャンペーンは、公式サイト経由で販売された分について、期間限定で面白くなければ全額返金に応じる。夏休みの帰省で、家族や友人と楽しく遊んでもらいたいという。本日から8月5日(火)までの2週間。公式販売サイトはこちら。対象は4製品で、1500~2200円で販売されている。
実際に遊ぶまでの敷居が高いボードゲーム。杉岡一樹氏はその敷居を下げるため様々な試みを今後も続けていきたいという。
青い街

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第1回チケットトゥライド日本選手権、村田大輔氏が優勝

7月13日、東京・渋谷のシダックスホールにて第1回チケットトゥライド日本選手権が開催された。北海道から九州まで全国7か所で開かれた地区大会と、前日に行われた直前予選で選ばれた19名が戦い、村田大輔氏が圧倒的な成績で優勝した。9月にフランス・パリで行われる第2回世界選手権に日本代表として出場する。
チケットを集めて鉄道を旅行するボードゲーム『チケットトゥライド』は、今年発売10周年を迎える。これを記念して発売元のデイズ・オブ・ワンダー社(フランス)が2回目の世界選手権を企画した。日本では日本語版の発売元であるホビージャパンが日本選手権を開催。北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の7地区と、決勝前日に予選が開かれ、総参加者140名から19名が決勝に進出した。
決勝では基本セットのアメリカマップだけでなく、アジア、インド、ヨーロッパのマップも用いられ、予選3ゲーム、準決勝、決勝と5ゲームの成績で勝敗を争った。
優勝者は関東代表の村田大輔氏。奥様のかなえ氏も関東予選を通過しており、夫婦での参加となった。奥様と子供と毎日練習をして臨んだという村田氏は、1回戦から決勝まですべて1位という圧倒的な成績で優勝した。決勝での村田氏の初期目的地は、ダルース‐エルパソ10点、ウィニペグ‐ヒューストン12点、モントリオール‐ニューオリンズ13点と、点数が低い縦ルートばかりだったが、全て手持ちにして臨んだのが功を奏したという。世界大会への参加費用助成として10万円が贈られる。
村田氏は2012年のカルカソンヌ日本選手権で優勝し、世界大会では5位という好成績を残している(TGiWニュース)。奥様のかなえ氏も2011年のカルカソンヌ日本選手権で3位という実力の持ち主。世界大会は使用マップがまだ発表されていないことと、英語が苦手でコミュニケーションに不安があるそうだが、妥協せずに勝ちを狙っていきたいという。
世界大会は24か国の代表により、9月にフランス・パリで開かれる。チャンピオンにはバンコク―シンガポール8泊9日鉄道の旅が贈られる。
ホビージャパン:ホビージャパン・ゲームフェスティバル2014レポート
チケットトゥライド日本選手権・決勝
決勝の最終局面・村田氏提供