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『ゆかいなふくろ』日本語版、10月中旬発売

千葉・木更津の玩具店「ゆかいなさかな」は、メビウスゲームズと共同で10月中旬、『ゆかいなふくろ(Absacker)』日本語版を発売する。L.コロヴィーニ&D.トッフォリ作、2~5人用、7歳以上、15分、1500円(税込)。
オリジナルはダルネグロ社(イタリア)とクレー社(ドイツ)が1998年に発売した『ダミー(Dummy)』で、その後ラベンスバーガー社が『ヤミー(Yummy)』、ピアトニク社が『ケチャップ(Ketch Up)』としてリメイクしてきた作品。絶版状態が続いていたが、今秋アミーゴ社が11年ぶりに再リメイクすることになった。このゲームを販売してきたゆかいなさかなでは、リメイク情報を受け、アミーゴ社と取引のあるメビウスゲームズの協力を得て日本語版が実現した。
3枚の手札から、場に3枚までカードを出す。カードには3~7の数字があり、場には数字別に分けて重ねておく。3のカードが3枚、4のカードが4枚というように、数字と枚数が同じになったら袋がいっぱいになったことになり、その列を全てもらう。こうしてできるだけたくさんカードを取ることを目指す。何枚出すかによって駆け引きのあるカードゲームだ。
通常ルールに加えて、ゆかいなさかなオリジナルのバリエーションルール「山札1つの遊び方」「ふゆかいなふくろルール」を掲載したカードが限定で付属する。
ゆかいなさかなによる『ダミー』の説明動画はこちら。

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『ポートロイヤル』日本語版、11月上旬発売

ポートロイヤル日本語版ホビージャパンは11月上旬、カリブの海賊をテーマにしたカードゲーム『ポートロイヤル』日本語版を発売する。2~4人用、8歳以上、20~40分、1600円(税別)。
『カリブの商人(Händler der Karibik)』というタイトルで2013年のウィーン・ボードゲーム・アカデミーとオーストリア・ボードゲーム博物館主催のデザイナーコンテストに優勝したカードゲーム。『ザヴァンドールの鉱山』のA.プフィシュターがデザインし、『アグリコラ』のイラストレーター・K.フランツがイラストを担当してペガサスシュピーレ(ドイツ)から今年出版された。先日発表されたアラカルト・カードゲーム賞で4位に入賞。
プレイヤーは船を使って稼いだ資金で商人や船員などを雇い、王の探検命令を達成してポイントを獲得することを目指す。手番にはカードを好きなだけめくって、バーストしない限り取ることができる。欲張りすぎると自分の手番に「儲けるはず」だった利益はすべてカリブの海の泡と消えてしまう。しかし、取ったカードの残りはほかのプレイヤーに渡ってしまうため、損得を考えなければならない。
リスクをどこまで取るか、読みと運と度胸試しのバランスが面白い手軽なカードゲームだ。
TGiWレビュー:ポートロイヤル