国際ゲーマーズ賞2014ノミネート
国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)選考委員会は、今年のノミネート作品を発表した。昨年の夏から1年間に国際ボードゲーム市場で発売された新作の中から、アメリカ、ドイツ、オランダなど世界各国20名の審査員が選んだ作品は次の通り。
8月になってから審査員が各自10タイトルを挙げ、そのうち5タイトルに星印をつける。そして星印のあるタイトルを2ポイント、無印を1ポイントとして集計し、10位までをノミネートとする。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞関連では『イスタンブール』(大賞)『コンコルディア』(ノミネート)『ロシアンレールロード』(推薦リスト)がノミネートに入っている。
【国際ゲーマーズ賞2014ノミネート】
(一般ストラテジー部門)
アブルクセン(Abluxxen / M.キースリング、W.クラマー)
カヴェルナ(Caverna / U.ローゼンベルク)
コンコルディア(Concordia / M.ゲルツ)
フリーダム・地下鉄(Freedom – The Underground Railroad / B.マイアー)
イスタンブール(Istanbul / R.ドーン)
レガシー:公爵の遺言(Legacy: The Testament of Duke de Crecy / M.J.E.ヘンドリクス)
ルイス&クラーク探検隊(Lewis & Clark / C.シャボーシ)
ネイションズ(Nations / E. & R.ローセン、N. & R.ハカンソン)
ロシアンレールロード(Russian Railroads / H.オーレイ、L.オーグラー)
スパイリウム(Spyrium / W.アティア)
(2人用ストラテジー部門)
バトルロア第二版(Battlelore Second Edition / R.ボーグ)
フンギ(Fungi / B.ポヴィス)
ノルマンディーの英雄(Heroes of Normandie / ヤン&クレム)
リメス(Limes / マルティンF)
パゴダ(Pagoda / A.D.フューラー)
昨年の受賞作はそれぞれ『テラミスティカ』と『ル・アーブル:内陸港』。大賞の発表は例年9月中で、授賞式はエッセン国際ゲーム祭の会期中に行われる。
・International Gamers Awards:2014 Nominees
カタンの開拓者たち’14日本選手権、松本吉高氏が優勝
8月24日(日)、東京・新宿区の日本青年館ホテルにて、『カタンの開拓者たち』’14日本選手権ファイナル東京大会が行われた。東日本大会、西日本大会を勝ち抜いた15名が参加し、予選3回戦と決勝を行った結果、松本吉高氏が優勝した。優勝賞金を手に入れ、日本代表として10月にドイツ・ベルリンで行われる世界選手権に出場する。
参加者は西日本大会より選抜の4名、東日本大会より選抜の10名に、’13日本選手権ファイナル東京大会優勝者である末村直樹氏の15名。『カタンの開拓者たち』日本語版発売元であるジーピーの主催となって3回目となる日本選手権。今年は隔年開催の世界選手権が開催される年であるため、昨年以上に力のこもった熱戦が繰り広げられた。
予選3回戦の結果、3戦全勝のるーと氏、1勝と時間切れトップ1回の中村淳一郎氏、1勝で勝利点が多かった山形周平氏、松本吉高氏が決勝に進出。山形周平氏は2012年の日本チャンピオンで世界選手権にも出場している。松本氏は4位通過だったが、この4名による決勝戦を制して優勝した。
今年で第10回を数える世界選手権は10月10日~12日、33カ国の参加によりドイツ・ベルリンのコミュニケーション博物館にて開催される。過去9回のうち、日本代表は7回参加しており、大井真也氏の準優勝が最高記録。
・ジーピー:カタンの開拓者たち’14日本選手権ファイナル東京大会