『アラビアの壺』東京都認定商品に
ギフトテンインダストリは、振ると音の鳴る壺を使ったゲーム『アラビアの壺』が東京都の認定商品になったことを明らかにした。都内の施設が希望すれば、都の全額負担で購入される。
『アラビアの壺』は3×3に並んだ壺を振って聞き分け、同じものが入った壺を縦横斜めに揃えることを目指すゲーム。ゲームマーケット2014春に発表され、立体のコマと視覚障がい者と健常者がともに楽しめる仕組みで注目されている。第2弾の触覚で楽しむゲーム『ダッタカモ文明の謎』もクラウドファンディングで100万円以上の資金を集めて製品化されている(TGiWニュース)。
今回の認定は「新事業分野開拓者」というもので、中小企業の新規性の高い優れた新商品の普及を応援するために産業労働局が行っている。ホームページでPRされるほか、都の機関が試験的に購入できる「トライアル発注」が柱だ。例年15商品程度が認定されており、今年度は16商品が認定された。
ギフトテンインダストリが今年2月に始めた立体コマ製作サービスの「メイカーズポスト」では、福祉作業所とのコラボも行っており(TGiWニュース)、ゲームを通じて障がい者の社会参画を推進する活動が評価されたといえそうだ。
・すごろくや:アラビアの壺
・東京都:平成27年度 東京都トライアル発注認定制度認定商品概要(PDF)
『わたしはだあれ?』『メイ・カー』日本語版発売
すごろくやは8月20日、3~4才から遊べるリトアニアの知育カードゲーム『わたしはだあれ?(Welches Tier bin ich?)』と『メイ・カー(MaCar)』の日本語版を発売した。それぞれ1~16人用、3~12歳、5~30分、1,481円(税込1600円)、1~4人用、4歳以上、20分、1,481円(税込1600円)。
どちらもウアブ・サヴァス・タカス・イル・コー社(リトアニア)が保有するボードゲームブランド「ロジス(Logis)」の作品。幼児向けを中心に数多くの製品を発行しており、欧州を中心に、可愛らしいアートワークやシンプルかつ奥深いゲームシステムで注目を集めてきた。同社のゲームの日本語化は本邦初となる。
『わたしはだあれ?』は、出題者が引いたカードの動物を当てるべく、他の全員が対象を絞り込めるように「はい」か「いいえ」で答えられる質問をあれこれ考えてたくさん聞き、推理で当てていく知育系のカードゲーム。ドイツ年間キッズゲーム大賞2014で推薦リストに入っている。
『メイ・カー』は、早い者勝ちで場の部品タイルを取捨選択し、手元につながるようにうまくつなげ、自分だけのオリジナル自動車を作って得点を競うゲーム。 「自分だけのかっこいいクルマ」を作ろうと頑張ることで、創造力や美的感覚が養われる。
・高円寺0分すごろくや:わたしはだあれ?
・同:メイカー