クトゥルフ神話×ラブレターの『ラブクラフト・レター』、4月9日発売
スイッチゲームズは4月9日、カナイセイジ氏の人気カードゲーム『ラブレター』をH.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話とかけあわせたカードゲーム『ラブクラフト・レター』を発売する。イラスト・緒方剛志、2~6人用、10歳以上、5~10分、2,000円(税別)。
『ラブレター』は小さな王国に住むお姫様に恋文を渡すことを目指す日本のカードゲーム。日本ボードゲーム大賞投票部門1位、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リストに選ばれ、16枚だけのカードが織りなすゲームの深さは日本のミニマリズムを世界中に轟かせた。スターウォーズ、バットマン、ホビットの冒険など、海外では映画とコラボしてきたが、日本オリジナルでクトゥルフ神話がテーマに取り上げられることになった。
1920年代、世界はいまだ第一次大戦後の混迷の中にあった。そんな折、あなたの身内、あるいは友人が、不可思議な出来事に遭遇する。周囲に現れた奇妙な人影、読めない文字で綴られた手紙、そして、突然の失踪。
あなたは伝手を頼りに、この事件の調査へと乗り出した。その先にどのような恐ろしい事実が待っているかも知らずに……。
通常のカードセットに加え、恐るべき力をもつ「狂気カード」が新たに導入され、元のゲームとは異なるゲーム展開を楽しむことができる。探索者として陰謀を未然に防ぐのか、狂気の信徒となって世界を破滅に導くのか。それらは全てあなたの選択次第だ。
ホビージャパン、3~4月の輸入リストを発表
ホビージャパンは3~4月発売予定の輸入ゲームリスト3タイトルを発表した。英語などの外国語版だが、日本語ルールが添付される。
そして二人は手を取り合って。(…and then, we held hands.)
D.チロップ、Y.マッサ作、ルディクリエーションズ(フィンランド)、2人用、12歳以上、30~45分、3,600円(税別)、3月下旬。
ふたりの間の感情バランスを探る協力ゲーム。お互いにさまざまな感情を体験して目的を達成し、ゲームボードの中央を目指す。
自分の手番にはイラストの描かれた「感情カード」を捨て札にすることで、ゲームボード上のトークンを、目的となる感情のポイントへ動かす。このとき、お互いに言葉で伝えることができない。共感し、お互いにどのような状況で進んでいるのかを思いやって進めなくてはならない。
自分のカードも相手のカードを使えるが、自分だけの感情を考えて進めてしまうと、相手がトークンを進めることができなくなり、手をとりあうことなくゲームは終了する。また、使用する感情のバランスに注意しなければカードの補充もできない。
さまざまな感情を喚起する出来事を経て心と心が近づきあい、手を取り合うというエモーショナルなテーマの協力ゲーム。イラストは『ディクシット』のマリー・カルドゥワが担当している。
東海道:祭(Tokaido: Matsuri)
A.ボザ作、ファンフォージ(フランス)、2~5人用、8歳以上、45分、3,600円(税別)、4月下旬。プレイするためには『東海道』『東海道:四辻』が必要。
フランス人デザイナーがデザインした日本をテーマにしたボードゲームの最新拡張セット。ひな祭り、端午の節句、お盆、七夕、祇園など、旅の途中に止まる宿屋で今度はさまざまなお祭りが加わる。また新しい旅人が16枚加わり、ゲームに新たな勝ち筋がもたらされ、戦略性も増している。
ぜいにぃ・ぺんぎんず(Zany Penguins)
B.カタラ、M.ランヴァン作、ボンビクス(フランス)、2~5人用、10歳以上、20分、2,800円(税別)、4月下旬。
地球温暖化のために氷山が次々と溶け、住処を追われたペンギンたちが、砂漠や、密林や、北極、果ては月面にまで突撃するカードゲーム。
各地域カードは1から9まで数字があり、各プレイヤーにシャッフルしてそれぞれ18枚のカードが個人の山札として配られ、それぞれ手札2枚からゲームを始める。毎ラウンド、プレイヤー全員がカードを2枚引いて、自分の右どなりと左どなりのプレイヤーに1枚ずつ渡し、自分に渡されたものは手札に加え、そして手札から1枚を同時に自分の前にプレイする。こうして8ラウンド終了後、プレイしたカードのそれぞれの地域につき、合計した数字が一番大きいプレイヤーは、手札にあるその地域のカードを全て得点できる。1位を取れなければ、その地域のカードで最も数の小さなカードを1枚だけ得点できる。
小さい数字は特殊効果がある。「1」をプレイすれば次のラウンドは2枚プレイでき、「2」なら次のラウンドは「6」から「9」のカードをプレイでき、「3」なら次のラウンドはほかの人がプレイしたカードを見てからプレイできる。
ちょっとひねりのきいたハイペースのカードゲームだ。