商店街の活性化ワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」レポート
先月の平日夜、地元のサブカルバーにて商店街の活性化を目指すワークショップ「ボードゲームで遊ぼう」が開かれ、「講師」として参加してきた。
このワークショップは、商店街の店主が毎月行っているもので、過去には「ゲームの歴史を体験しよう」「時計を直してみよう」「お酒に合うお菓子」などが開かれている。市の商工観光課が事務局を務める官民一体型プロジェクトだ。
当然のごとく、ボードゲーム未経験者がほとんどだが、メンバーの一人が最近ボードゲームにハマっており、私が招かれることになった。場所はプラモデルやファミコンなどを置いているサブカルバーで、時間は19:00~21:30。参加費は1ドリンクと軽食付きで1人2000円、2杯目以降はキャッシュオンという設定である。
参加人数はサブカルバーの収容人数ぎりぎりの20人。前の週に会場を下見したところ、3卓が限度であることが分かった。となると8人ぐらいで遊べるゲームを用意しなくてはならない。そこで作ったのが次のようなメニュー。これを見て遊びたいゲームを決めてもらうことにした。
地元のサブカルバーで20人規模のボードゲーム会が開かれることになり、多人数向けのゲーム一覧を作成。これを見て気になったものを教えてもらう方式です。 pic.twitter.com/rT0Bz6Hnmx
— TableGamesintheWorld (@hourei) 2016年7月14日
平日のため、19時の開始時に全員が揃っているわけではない。そこで7~8人集まり次第、ゲームを始めてもらうことにした。1卓目は『コードネーム』、2卓目は『テレストレーション』である。3卓目はなかなか揃わなかったが、だらだらおしゃべりしながら『コヨーテ』などを遊んだ。
1時間後、それぞれのゲームが終わるのを待って20人での『人狼』スタート。飲みながら遊ぶというのがほどほどにゆるくて盛り上がる。人狼が追い詰められる展開だったが、最初に双子であることを明かした2人に終盤疑いがかけられ、その間に人狼が勝利。初めての方がほとんどだったにも関わらず、占い師が2人出て偽物(つまり人狼)のほうが信用されるなど、面白い展開だった。
人狼が終わるともう終了時間だったが、そこから希望者が半分以上残ってボードゲームを続行。『知ったか映画研究家』『コヨーテ』『ピット』『マジョリティーパーティー』『私の世界の見方』と立て続けに遊び、気がつけば日付が変わっていた。
初対面の人もいたが、ボードゲームは急速に人を近づける。商店街の店主の方々がさらに仲良くなり、ほかのイベントでボードゲームを活用するようになればいいなと思う。現に、ボードゲーム普及委員会の立ち上げが検討され始めている。ボードゲームで街興しなど今まで考えたこともなかったが、なかなか面白くなってきた。
ShuShu project:ボードゲームで遊ぼう
ジェンコン2016閉幕、参加者は61000人
北米最大のアナログゲームイベントであるジェンコン(Gen Con)が、8月4日から4日間にわたってインディアナ・コンベンション・センター(インディアナポリス)にて開かれた。出展者は昨年から26%増の518団体、参加者は昨年から2.5%増の201,852人。
ジェンコンはTRPG、SLG、ミニチュアゲーム、TCG、ボードゲームなどの総合イベントで、1968年から始まり今年で49回目を迎える。開催地は当初ウィスコンシン州だったが、2003年からインディアナポリスに移っている。会期中に大会などの各種イベントが行われるのが特徴で、有料イベントだけで今年は16500に達した。
このイベントの中で第6回ドミニオン世界選手権が開かれ、大阪ドミニオン会のYoshiball氏が優勝を果たしている。また、『ラブレター』英語版の版元であるAEG社の招待でカナイセイジ氏と健部伸明氏が参加し、新作『ラブレター:プレミアムエディション』のプレゼンテーションを行った。そのほかにも多数の新作が発表されており、10月のエッセン・シュピールの新作と併せて続々と日本発売になりそうだ。
記念すべき50回目を迎えるジェンコン2017は来年8月17日から4日間にインディアナポリスで開かれる。
・Gen Con:Gen Con 2016 Continues Turnstile Attendance Records in Transformative Year