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コンプレット(Completto)

コンプレット
自分に配られた22枚のタイルを、小さい順に並べ替えるゲーム。今年話題になったゲームのひとつで、シンプルなシステムながら奥が深く、定番になりそうな作品である。先日発表された日本版The One Hundredで新作では5番目の人気となった。作者はキッズゲームなどに明るいマイスター。
木製のタイルは1~100まで。裏にして混ぜ、各自17枚取って自分の前に一列に並べる。さらに5枚のタイルを表にして列に加えスタート。
手番には、場札をめくって自分の裏になっているタイルと交換するか、自分の裏になっているタイルを別の場所に移すかの二択のみ。こうして少しずつ、自分の前にある22枚のタイルが表向きになっていく。
めくったタイルは昇順になるように配置しなければならない。たとえば80番と85番が隣り合っているところで83番をめくったら、そのタイルを置ける場所がないので、交換できず手番は終了となる。このタイルを入れたかったら、次の手番に一旦裏になっているタイルを80番と85番の間に移し、次の次の手番でその83番と交換しなければならない。しかし場で表になっているタイルはほかのプレイヤーも使えるため、先に取られてしまう可能性もある。
そこでほかのプレイヤーのタイルの状況を見て、そのタイルをほしそうな人がいるか、自分のほうが先に取れるかを考える必要がある。ここに先読みの要素と駆け引きがある。
そのほかに自分のタイルと連続する番号を置けたらもう一手番というルールと、タイルを逆さ(18番←→81番)にして置くことができるルールがあり、どちらもゲームの展開を面白くする。特に終盤は、めくり運と完成への詰めの両方の要素があり、盛り上がりどころあり、考えどころありのゲームとなっている。
木製のタイルの趣きも素晴らしく、ゲームをあまり遊ばない人にも薦められる作品だ。
Completto
H.マイスター/シュミット(2016年)
2~4人用/8歳以上/30分

Posted in 日本語版リリース

『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:メイク・ミー・スマイル』日本語版、1月中旬発売

ホビージャパンは1月中旬、ドイツゲームデザイナーのR.クニツィアがデザインした1人用パズルゲーム『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:メイク・ミー・スマイル(Brains: Make Me Smile)』日本語版を発売する。1人用、8歳以上、5~20分、1600円(税別)。
ペガサスシュピーレが『ライナー・クニツィアの日本庭園』『ライナー・クニツィアの頭脳パズル:宝の地図』に続いて今年9月に発売した頭脳パズルゲームシリーズの第3弾。「宝の地図」に引き続き、日本語版として登場する。
黄色のコマをパズルシートに配置して、パズルシート上の不機嫌な顔(赤や青の顔)をすべて笑顔に変えることがゲームの目的。黄のコマを、パズルシートの空いているスペースに配置し、『オセロ』の要領で黄の笑顔や配置済みの黄のコマで青と赤の顔を挟むことで、1段階上の顔(悲しい顔→普通の顔、普通の顔→黄の笑顔)に変えていく。こうしてすべての顔を黄の笑顔に変えることができればパズルは完成する。
パズルは難易度別に全部で50題。どのパズルも正解は1つしかない。笑顔にするべく、頭脳をフル回転して挑戦しよう。
内容物:パズルシート25枚(両面印刷)、タイル28枚、コマ6個、ルールブック1部、ヒントと解答集1冊
頭脳パズル:メイクミースマイル(コンポーネント)