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アンケート:テーブルか座卓か

Q115:テーブルと座卓、どちらでボードゲームすることが多い?

A.テーブル 93票(59%)
B.座卓 48票(31%)
C.床 16票(10%)

ボードゲームを遊ぶとき、テーブルの周りに椅子を置いて、それとも座卓の周りに腰を下ろして、はたまた床に直接という選択でどれが多いかを尋ねました。約6割がテーブルでという回答。自宅でも、公民館やプレイスペースでも、このスタイルが一般的と言えそうです。
座卓という方も3割いらっしゃいました。「生活はこたつメインのため、座卓!冬はこれ以外にありえないくらい。夏もそこでの生活がメインなので。大きいサイズのこたつなので、プレイ場所として小さいとは感じていません。(ボドゲ特捜隊さん)」というコメントにあるように、冬はこたつを囲んで温まりながら遊ぶのも魅力的です。
床に直接という方は少数でしたが、コンポーネントが多くて場所を取るゲームの場合はその手もアリです。「畳に大きめのフェルト引いてゲームしてます(あゆちいさん)」というように工夫すればのびのびと遊べます(前傾姿勢で腰が痛くなるのが難ですが)。
『スカッド7』のようなアクションゲームやバランスゲームは、立ったり座ったり、席を移動したりするのでテーブルで遊ぶのが楽でしょう。ゲームによって遊ぶ場所を変えてみるのもいいかもしれません。ドイツでは、天気が良ければ外にテーブルを運んでボードゲームをしている人もいます。
今月のアンケートは、結婚についてです。先日行ったボードゲーム川柳大賞では、配偶者を気遣う歌が何通も寄せられました。また、結婚すると休日に遊べなくなり、ボードゲームをやめてしまうという話がある一方、夫婦でボードゲームを楽しんでいるという話も聞きます。ボードゲーム愛好者の既婚率が気になるところです。3択の中で近いものをお答え下さい。なおこのアンケートは、個人情報は記録されません。

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アグリコラ:ファミリーバージョン(Agricola: Familienspiel)

ゲーマーも満足できるクオリティ
アグリコラ:ファミリーバーション
ラウンドが進むにつれてできるアクションが増える仕組みをラウンドマーカーで表している
17世紀ヨーロッパを舞台に農業を営むボードゲームのライト版。ゲームの進行も得点計算も簡素化し、12歳以上だった対象年齢を8歳まで下げた。テキストのあるカードがない分、盤面のワーカープレイスメントに集中できる。
はじめ、自分の家族は2人しかいない。これを順番に1人ずつゲームボードの各スペースに置いて、木材やレンガなどの資材を集め、農場を大きくしていく。畑を作って麦を植えたり、牧場を作って動物を飼ったり、施設を作って食料や得点を稼いだりと、するべきことは多い。やがて部屋を増築し、子どもを作ることで、できることも増えていく。
ほかのプレイヤーがどこに重点を置いているかを見極め、人気が高そうなスペースは優先して取らなければいけない。みんなの情報が全てオープンになっているため考えるところが多く、今回は90分くらいのプレイ時間を要した。
私はスタートプレイヤーでかまどを作り、当面の食料を確保したので、耕作に取り組んだ。耕作は畑タイルを取り、麦を取り、麦を畑に植えるという3ステップが必要で、時間がかかる。しかしその分、ほかのプレイヤーがあまり手を出さないので、着実に麦を増やしていける。麦2つで1点になる施設も手に入れ、盤石であるかに見えた。
アグリコラ:ファミリーバージョン(マイボード)
自由度が高くなった(というか制約が全くなくなった)個人ボード。箱庭感は失われていない
しかし部屋の増築と子作りに手が回らず、終盤まで家族は3人だけ。その間、早めに子どもを増やしたtomokさんと鴉さんが資材を取りまくり、得点を伸ばして1位、2位。部屋のない子どもが手に入るのは終盤なので、2部屋増築して2人子どもを増やしておけるかが勝敗を分けた。
プレイ時間はほとんど短縮されないが遊びごたえは十分。家族に食べさせる食料を調達するのは相変わらず苦しいが、ボードではなくタイルをつなぐようになった農場の自由度も高く、のびのびとプレイすることができたと思う。職業カードと小さな進歩カードによる展開の多様性が『アグリコラ』の醍醐味だという意見もあるだろうが、ひりひりとしたワーカープレイスメントの駆け引きに集中したいならこれもアリだ(いやいや本当はファミリーで、ゆるく遊ぶ用に作られているのだろうが)。
Agricola: Familienspiel
デザイン・U.ローゼンベルク
アートワーク・K.フランツ
ルックアウトゲームズ(2016)
1~4人用/8歳以上/45分