ワーカープレイスメントで魔物討伐!『グリムリーパー』日本語版、4月15日発売
cosaicは4月15日、魔術師たちが魔物を討伐するボードゲーム『グリムリーパー』日本語版を発売する。デザイン・C.フィオーレ&K.ハッペル、イラスト・睦月ムンク、2~5人用、8歳以上、20~30分、2800円(税別)。
2009年にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売され、手軽に遊べるワーカープレイスメントゲームとして好評を博した『ラングフィンガー(Langfinger)』をリメイク。泥棒を魔術師に、道具を巻物に、盗品を魔物に置き換え、さらにデザイナーの発案により、新規にカードを加えて毎回多様な展開を楽しめるようにした。タイトルは魔物のひとつ「大鎌を持った死神」のこと。
平和な王国に突如、恐ろしい魔物たちの脅威が迫る。王様の命令で集められた腕利きの魔術師たちが討伐に向かう。森や洞窟を訪れ、巻物カードを使って魔物を倒し、王が待つ城へ出向き、報酬として金貨を受け取ろう。コマをすべて配置したあとでアクションの処理に移るので、「ここであれを手に入れるはずだったのに計画が狂った!」なんてことも。他人の動向に注意を払わなければならない。
さらに場所カードが10枚に増え、この中から毎回、6枚を使うため、組み合わせ次第で、巻物がインフレ化したりデフレ化したりする。組み合わせの「キモ」をいち早く見つけるのも勝利に必要となるだろう。
・TGiW:ラングフィンガー
プライバシー・ナンバーズ(Privacy Numbers)
だ、誰が?!
アミーゴ社(ドイツ)から発売されている大人向けコミュニケーションゲームのシリーズ第5作。きわどい質問はそのままで、イエス・ノーではなく数字で答えることからよりダイナミックな展開が楽しめる。
「1週間のデジタルゲーム時間」「お金を払ったのにキャンセルした旅行の回数」「過去一年間にホテルに宿泊した回数」「17歳以前に関係した人数」「この中で裸を見たい人の人数」などの質問が出るので、各自円盤でひそかに答えると共に、全体で合計いくつかを予想する。円盤は誰がどれを出したか分からないように混ぜて集計。正解の数字からカウントダウンしていき、上回らない範囲で近い順に得点が入る。
イエス・ノー式の『プライバシー』では、正解が1か(全員-1)の場合には回答者が特定される恐れがあるため発表しないというルールがあったが、このゲームではこの問題が解消されている。
質問はぬるいものから辛いものまでさまざま。お互い顔を見合わせて、「〇〇さんは0人でしょう」「□□さんは5人かな」「そんなわけないでしょ!」などと鎌をかけあうのも楽しい。中には妙にリアルな数字というものがあって肝が冷える。
Privacy Numbers
デザイン・R.シュタウペ/アートワーク・O.フロンデンライヒ
アミーゴ(2016年)
5~12人用/16歳以上/45分