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ゲームマーケット2016秋:新作評価アンケート結果発表、1位は『TOKYO HIGHWAY』

ゲームマーケット2016秋(昨年12月12日、東京ビッグサイト)で発表された新作の評価アンケート結果が21日、事務局から発表された。445名が投票し、350タイトルの新作の中から評価平均1位は『TOKYO HIGHWAY』(ITTEN)、評価数1位は『リカーーーリング』(賽苑)となった。
新作評価アンケートはゲームマーケット終了後の12月29日から約1ヶ月にわたってウェブで行われた。誰でも投票することができ、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、総投票数の7%にあたる31票以上でランキングした。前回は評価数の多い順に総タイトル数の約1割での評価順としていたが、今回再び総投票数の割合に戻されている。
評価平均1位の『TOKYO HIGHWAY』は道を立体交差させて車を走らせる2人用バランスゲーム。ゲームが進むにつれて首都高のような複雑な地形が出来上がるのが見ものだ。2位の『ラミネートラミー』はカードゲーム『セブン』のコンポーネントを用いたゲーム。3位はダイスを使ったリアルタイム陣取り『キャプテンダイス』。評価数では賽苑、オインクゲームズが上位に入った。それぞれのランキングは以下の通り。
『TOKYO HIGHWAY』はittenのホームページによると現在追加製造中で、発売時期や販売方法についてはツイッターでお知らせするという。
また、得票数が規定に及ばなかったものの、平均評価が高かった作品として『果実の収穫』(GALLERY OUCHI)、『ストイケイア(CLOUDGEAR GAMES)』、『Smart Pub Game ダブルピックス』(有限浪漫)、『カゲロウ』(ひとりじゃ、生きられない。。)、『The Dice Road Race』(Open Design Games)、『~属州統治~ ローマの力』(植民地戦争+α)、『天秤にかけろ』(シベリア)が挙げられている。
新作タイトル数は昨年秋の252タイトルから約100タイトルの増加となったが、投票者数は506票から1割減となった。ゲームマーケット事務局では、よりたくさんの人に評価してもらえる取り組みを行うという。
また今回も、出展者が自分の作品の評価内訳を問い合わせられるようになっている。下記リンクのフォームから、出展者名、登録番号、メールアドレスなどを送ると返信される。ランキングしなかった作品でも評価の高かった作品があるので、気になる方は問い合わせてみよう。
ゲームマーケット公式:【結果発表】2016秋:新作評価アンケート
【ゲームマーケット2016秋:新作評価アンケート結果】
1.TOKYO HIGHWAY(ITTEN)70/4.24(評価数12位)
2.ラミネートラミー(四等星)50/4.22(評価数17位)
3.キャプテンダイス(グランドアゲームズ)38/4.21
4.Sweets Stack(操られ人形館)80/4.10(評価数9位)
5.ウニコルヌスの騎士(カナイ製作所&ManifestDestiny)35/4.09
6.フィルムを巻いて!(Saashi&Saashi)94/4.04(評価数5位)
6.老師敬服(HOY GAMES)73/4.04(評価数10位)
8.TABOO GAME~宝石泥棒の掟~(river games)45/4.02(評価数21位)
9.聖杯サクセション(大気圏内ゲームズ)90/4.01(評価数6位)
10.をかしや(桜遊庵)60/3.93(評価数14位)
11.インサイダー・ゲーム(オインクゲームズ)128/3.91(評価数2位)
12.トゥーアンリミテッド(きんしゃちゲームズ&COLON ARC)36/3.89
13.ノイ限定生産ホラー版(ほらボド!)71/3.87(評価数11位)
13.エンデの建国者(imagine GAMES / UTSUROI)38/3.87
15.Re:迷宮(リメイク)(STUDIO アカランタン)34/3.85
16.オキドキ(OKAZU brand)33/3.79
17.ハコオンナ(EJIN研究所)81/3.77(評価数7位)
18.ことりファイト!(こっち屋)36/3.75
19.リカーーーリング(賽苑)140/3.73(評価数1位)
20.デモンワーカー(グループSNE/cosaic)53/3.72(評価数16位)
22.今日も帰れない二社目(MRエンターテイメント)45/3.71(評価数21位)
23.キムの名は。(芸無工房)38/3.68
24.BABEL(こぐま工房)81/3.63(評価数7位)
25.4人の容疑者~湯けむりに消えた謎~(テンデイズゲームズ)107/3.60(評価数4位)
26.モンスカート(するめデイズ)46/3.50(評価数20位)
27.人喰い屋敷(おいしいたにし)34/3.47
28.メツボウキングダム(ワンドロー)49/3.43(評価数19位)
28.たたらばと森(ホビージャパン)40/3.43(評価数25位)
30.スウィーツ!(Sweets!)(YAMATO GAMES)36/3.42
31.ジャングリラ(OKAZU brand)44/3.41(評価数23位)
32.真打(JUGAME STUDIO)55/3.40(評価数15位)
33.ワンナイト新郎(もんじろう)43/3.35(評価数24位)
34.Wine RATING(ワインレーティング)(JUGAME STUDIO)50/3.34(評価数17位)
35.死ぬまでにピラミッド(オインクゲームズ)109/3.29(評価数3位)

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『T.I.M.E.ストーリーズ』日本語版3月中旬発売、拡張も同時発売

ホビージャパンは3月中旬、フランスの協力型謎解きゲーム『T.I.M.E.ストーリーズ(T.I.M.E. Stories)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.シャスネ&M.ロゾワ、2~4人用、12歳以上、90分、6000円(税別)。
オリジナルは2015年にスペースカウボーイズ社(フランス)から発売された。たちまち話題となり、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネート。そのほかフランス年間ゲーム大賞エキスパート部門、国際ゲーマーズ賞、ゴールデンギーク賞などにノミネートされ、日本語版が熱望されていた。デザイナーのロゾワが、コンピュータゲーム会社ユービーアイソフトのパリ本社でゲームデザイナーを務めていることでも話題となっている。
プレイヤーはT.I.M.E.(Tachyon Insertion in Major Events、大規模事象タキオン介入)機関のエージェントとなって、チームで時空を移動し、宇宙と並行世界を脅かす事件を解決する。訪れた世界では「器」と呼ばれる仮の姿を取り、時空崩壊の元となるほころびを修復し、危機を回避しなければならない。
ゲームはカードの束で構成されたシナリオを使い、プレイヤー全員で協力して冒険に挑む。カードには訪れる場所や、出会う人物、手に入れることができる道具などが描かれており、それぞれ訪れた場所のカードを見て情報を集める。見たカードの内容をほかのプレイヤーに説明することは許されるが見せてはいけない。また、時空旅行には時間制限があって全ての情報を集める余裕はないため、積極的なコミュニケ―ションと検討が成否を分ける。
昨年話題となった『パンデミック・レガシー』と同様、一度クリアした人はもうプレイできない、ネタバレ禁止のゲームだ。
基本セットには最初のミッションとして、1921年のフランスの療養施設を舞台としたシナリオ「療養所にて」が含まれている。またこれと同時に、2つの拡張セットも同時発売となる。
1つ目の拡張セット『マーシー事件(The Marcy Case)』は1992年のアメリカ地方都市が舞台。奇妙な病が襲う中、マーシーという誘拐された17歳の少女を救うというミッションに取り組む。残念ながら、マーシーに関する資料は10歳当時の写真しかなく、これを手掛かりに現地で彼女を捜索しなければならない。インターネットや携帯電話が普及する直前の時代のアメリカを舞台とした、戦闘あり、推理ありの冒険シナリオだ。デザイン・N.ノーマンドン、2~4人用、12歳以上、90分、3800円(税別)。
2つ目の拡張セット『龍の預言(A Prophecy of Dragons)』は一転してライバン004星系、惑星リナイスが舞台。歴史とはつながらない「もう一つの時間線」の時空断層をふさぎ、時空構造体の崩壊を防ぐことがミッションとなる。この都市には魔法が存在し、住人も人間だけではない。魔法や異種族が存在する、中世ファンタジー世界風の並行世界を舞台とした、冒険シナリオだ。デザイン・M.ロゾイ、2~4人用、12歳以上、90分、3800円(税別)。
『T.I.M.E.ストーリーズ』日本語版
内容物:エージェントコマ8個、時間トークン1個、グループトークン1個、ダイス7個、シールド類61枚、リソーストークン140個、LPトークン30個、条件トークン24個、ゲームボード1枚、ルールブック、シナリオ『療養所にて』カード一式
『T.I.M.Eストーリーズ:マーシー事件』日本語版
内容物:シナリオ『マーシー事件』カード一式
『T.I.M.Eストーリーズ:龍の預言』日本語版
内容物:シナリオ『龍の預言』カード一式