原子力発電で産業革命『ニュークレウム』日本語版、1月27日発売
テンデイズゲームズは1月27日、『ニュークレウム(Nucleum)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.ルチアーニ&D.トゥルツィ、イラスト:A.レーシュ&.ウムゲルター、1~4人用、14歳以上、60~150分、13200円(税込)。
『ティルトゥム』のルチアーニと、『タワンティン・スウユ』のトゥルツィにより、ボード&ダイス社(ポーランド)から昨秋発売された作品。パラレルワールドでの原子力発電による産業革命をテーマにした経済ゲームだ。
アクションタイルを個人ボードかメインボードに配置して、都市建物・タービン・ウラン鉱山を建設し、燃料を輸送して発電し送電する。メインボードに配置したアクションタイルは線路となり、徐々にネットワークが構築されていく。
条件達成で効果が得られる契約と、強力なアクションタイルの獲得により、他プレイヤーとの競合や特殊効果のコンボもあり、高い戦略性がある。ゲーム終了は5つの条件から2つを満たした場合で、自分に有利なタイミングでゲームを終わらせるための駆け引きもある。
ゲーム中に解放される技術はプレイヤーごとに異なり、ゲームのたびに違う展開が楽しめる。ヘビーユーロの最先端を堪能しよう。
ページビューの多かったボードゲームランキング2023
国内外でたくさんの新作が発売されるにつれて、ボードゲームはトレンドの移り変わりがどんどん早くなっている。1年前にどんなボードゲームが遊ばれていたか振り返る暇もなく、話題はもう次のニュルンベルク、次のゲームマーケットの新作だ。映画のように1回遊べればよしとすればいいのかもしれないが、購入したからには最低でも2~3回遊びたいもの。
そこで注目したいのがショップの販売数ランキングやボードゲームカフェの稼働数ランキングなど、昨年を振り返るランキングである。ショップではイエローサブマリン、ボドゲーマ、ジェリージェリーストア池袋店などが、ボードゲームカフェではあまやどりやジェリージェリーカフェ立川店などがランキングを公開している。おすすめランキングを公開している愛好者も少なくない。
当サイトでは各社からの情報提供を得て、日本語版を中心にリリース情報を配信している。その中から、昨年ページビューの多かったものをランキングにしてみた(Googleアナリティクス:GA4に切り替えたのが3月からなので1~2月のデータは含まれていない)。結果は以下の通り。
最も注目されたのは『カルカソンヌ』を協力ゲームにした『カルカソンヌ:霧に浮かぶ亡霊』。『カルカソンヌ』の知名度から注目されたようだ。同様にドイツ年間ゲーム大賞の知名度が高い『カタン:ジュニア』『アズールミニ』や、名作ゲームのリメイク『アベカエサル』『アルケミスト』などが上位に入っている。
上位50タイトル中で版元ではホビージャパンが8タイトルと最多で、サニーバード・グループSNEが5タイトル、Engamesが4タイトル、ジーピー・テンデイズゲームズ・アークライトゲームズが3タイトル、メビウスゲームズ・数寄ゲームズ・CMONジャパン・ピチカートデザイン・ケンビルが2タイトルとなっている。
リストを見てピンとくるものがあったら、もう一度棚から取り出して遊んでみてはいかが。
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