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シュピール’17:ブルーオレンジゲームズ

クイーンドミノ(Queendomino)
ゲームデザイン・B.カタラ、イラスト・C.ブーケ
2~4人用/8歳以上/25分
今年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いた『キングドミノ』の続編。テンデイズゲームズから日本語版が発売予定。タイルを順番にとって自分の王国を広げていくだけでなく、特殊効果をもつ建物が加わってより戦略的になる。中央ボードから新しい建物を買い、赤いエリアに建てる。建物はエリアによる勝利点や塔、騎士をもたらす。塔が多いところにクイーンが訪れ、クイーンがいる間は建物のコストが下がる。騎士は王国に配置すると徴税の収入をもたらす(最初から1体もっている)。ドラゴンに1金を支払うとほかのプレイヤーがほしそうな建物を1つ焼き払ってくれる。
さらに『キングドミノ』と組み合わせて「ロイヤルドミノ」ルールでプレイすることもできる。『キングドミノ』が物足りなくなったゲーマーは遊んで見る価値がありそうだ。

光合成(Photosynthesis)
ゲームデザイン・H.ハッハ、イラスト・S.ミラモン
2~4人用/8歳以上/45~60分
森の周囲を回転する太陽の光エネルギーを利用して木々を育成するボードゲーム。太陽がある方向から当たると、日向になっている木はその高さに応じてエネルギーを得て成長し、新しい種を撒き散らす。その木が成長すれば得点になるが、成長するほど影になる部分が多くなり、影になった木には光エネルギーを得られなくなる。太陽が移り変わっていく中、どこに種を広げれば日向のところにあり続けられるか、戦略的な戦いが繰り広げられる。

パニックマンション(Panic Mansion)
ゲームデザイン・A.グラナールド、イラスト・D.S.ペダーセン
2~4人用/6歳以上/20分
呪われたマンションから脱出することを目指すアクションゲーム。『アイスクール』のように箱を区切ったマンションの中で、幽霊やクモや目玉のいる部屋をくぐり抜け呪いを解く。最初に5つの課題をクリアして、カードで指示された部屋に移動できるのは誰か?

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見た目の印象で絞り込め!『アンユージュアルサスペクツ』日本語版発売

テンデイズゲームズは13日、見た目の印象から犯人を絞り込む協力ゲーム『アンユージュアルサスペクツ(Unusual Suspects)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・P.モリ、イラスト・A.コスタ&P.ウォッケン、3人~16人用、14歳以上、20分、3000円(税別)。
2015年にクラニオ・クリエーションズ(イタリア)から発売された作品。これまで輸入版が流通していたが、新版になったのに合わせて日本語版が制作された。親が質問に対して見た目の印象だけで答え、その答えを手がかりにほかのプレイヤーが12人の容疑者から犯人を特定するゲーム。
「毎日新聞を読みますか?」「車の手入れをしていますか?」「両親と同居していますか?」「ホラー映画が好きですか?」といった質問に、「はい」か「いいえ」で答える。親プレイヤーは、指定された人物の見た目から、その人物の人となりやバックボーンを自分なりにイメージして答えていく。
ほかのプレイヤーは質問と回答が行われるたびに、並べられた人物カードの中から、該当しないと思われる人物を除外する。これを繰り返し、最終的に、指定された人物を残すことができたら成功となる。
見るからにいかつい男性、都会的でおしゃれな女性、温厚そうなおばあちゃん、ぽっちゃりとしたのんきな彼・・・さまざまな人物カードが用意されるが、同じ人物から受ける印象がプレイヤーによって異なり、ほかのプレイヤーと共有する面白さも味わうことのできるパーティーゲームだ。
テンデイズゲームズ:アンユージュアルサスペクツ日本語版 link

(写真は英語版)