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シュピール’25:シュピールヴィーゼ

Falsche Schlangenスネーク・チャーマーズ(Falsche Schlangen)
ゲームデザイン:ブラントファミリー(エメリー&インカ&ルカス&マルクス)、イラスト:T.クラウス&F.ビーゲ、3~6人用、8歳以上、10~15分。

蛇カードを持っているプレイヤーと持っていないプレイヤーに分かれて勝利条件を競うブラフゲーム。3枚の手札から1枚を、数字を言って誰かに渡す。数字については嘘を付くことができる。渡された方は拒否でき、拒否したら別のカードを渡す。受け取ったカードと同じ数字が場にあったら、1回目は裏返し、2回目は取り除く。こうして裏返しになっていない数字が1枚だけになったらゲーム終了で、蛇カードを持っているプレイヤーは裏返しになったカードが1枚もなければ勝利、蛇カードを持っていないプレイヤーは最後にすべて裏返せたら勝利となる。カウンティングが鍵となるが、蛇カードを渡してもよいため、状況は刻一刻と変化していく。

Oh No We Crashed!墜落しちゃった!(Oh No We Crashed!)
ゲームデザイン:G.レヴィ&K.マグヌス、イラスト:A.フィルシク、3~6人用、8歳以上、1~5分。

不時着した惑星で酸素がなくなる前に急いで宇宙船を修理する協力ゲーム。同時プレイでカードを片手でめくって、カードに指示された部品を3つ探し、揃ったら裏返す。時間内にすべて裏返せたら成功となる。

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カルカソンヌ拡張『湖畔の宿と大聖堂』『商人と建築士』『妖精とドラゴン』日本語版、11月7日発売

メビウスゲームズは11月9日、『カルカソンヌ:湖畔の宿と大聖堂(Carcassonne: Expansion 1 –  Inns & Cathedrals)』『〃:商人と建築士(2 – Traders & Builders)』『〃:妖精とドラゴン(3 – Dragon & Fairy)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:K.J.ヴレーデ、イラスト:M.グレーバー&F.G.シュテンメレ、2~6人用、13歳以上、60分、各2800円(税込)。プレイするためには『カルカソンヌ』基本セットが必要。

2001年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、1200万セットを販売しているタイル配置ゲームの拡張セット。オリジナルはそれぞれ2002年、2003年、2005年に発売され、何度かイラスト変更で改版されている。今回の日本語版は2025年版で、基本セットは『カルカソンヌJ』または『カルカソンヌ21』に準拠する(イラストの雰囲気にこだわらなければ旧版とも組み合わせ可)。3セットそれぞれに新しい川タイルが入っている。

『湖畔の宿と大聖堂』では宿屋と大聖堂のタイルのほか、新たな形状の都市・道路・修道院タイルが追加されるほか、通常のミープル2個分に相当する大型ミープルを加える。また6人目のミープルセットが入っており、6人までプレイできるようになった。

『商人と建築士』ではワイン、布、小麦のシンボルが描かれたタイルがあり、得点するときに獲得して最後に最も多く集めたプレイヤーにはボーナスがある。都市や道に置くと追加でタイルを配置できる建築士と、草原を早期特典できるブタも加わる。

『妖精とドラゴン』は火山から移動してミープルを食べる。ドラゴンが近づけない妖精を味方につけてさらにボーナスも稼ごう。都市にいるミープルを追い出す王女や、前に置かれたタイルにミープルを置けるマジックゲートも加わり、カルカソンヌがファンタジー世界となる。

オリジナル版元のハンス・イム・グリュック社(ドイツ)では今年、今回日本語版となった3タイトルを含む拡張セット10作をリメイクしてリリースしている。すべて小箱でデザインが統一され、ボックスはつなげるとパノラマアートになる仕掛け。第7拡張のカタパルトは物理的にチップを飛ばして当てるアクション要素がなくなったが、残り7セットの日本語版に期待したい。