第2回東京ドイツゲーム賞特別賞『パトロネージュ』、12月2日発売
ニューゲームズオーダーは12月2日、ゲームマーケット2017秋にて、第2回東京ドイツゲーム賞特別賞作品『パトロネージュ』を先行発売した。ゲームデザイン・山田大夏、イラスト・ママダユースケ、美術監修・山中麻未、8000円。
ルネサンス期の芸術工房の長(マエストロ)となり、パトロンから与えられた予算で芸術家を雇い、評価の高い作品を創作して名声を競うゲーム。第2回東京ドイツゲーム賞の受賞作品では審査員特別賞の『六次化農村』に続く製品化となった。
各プレイヤーが個人単位で予算を管理し、ラウンドごとに工房の購入、芸術家への入札、創作活動への配分を行う。芸術家には絵画・彫刻・建築の技術力と発想力があり、うまく組み合わせることでより良い作品を作る。中にはダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどルネサンス期を代表する芸術家や、奔放な性格のため、雇用し続けるのにお金が必要な芸術家も。
かけた予算と芸術家の持つ発想力分だけ作品山札をめくり、めくった作品の必要技術力を満たしていれば作品が完成する。技術力が上がれば、モナ・リザやダビデ像、サン・ピエトロ大聖堂などの名作を作り出すこともでき、多くの名声がもたらされる。
芸術家と芸術作品はママダユースケ氏による描き下ろし。さらにフィレンツェで流通していたフローリン金貨をコインとして再現、木皿も入ってコンポーネントも充実した渾身の一作だ。
内容物:ゲームボード1枚、金属製コイン40枚、カード179枚、スタートプレイヤーボード1枚、木皿4枚、説明書1部
ゲームマーケット2017秋:2日間で参加者18500名
12月2-3日(土日)に東京ビッグサイトで行われた日本最大のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2017秋」は、2日間あわせて18500名が参加したことを、ゲームマーケット事務局が発表した。1日目は10000人、2日目は8500人で、13000人だった前回(2017年5月)のゲームマーケット2017春から5500名、42%の増加。
年に2回開かれているゲームマーケット(東京)の参加者は近年、5000→6500→7200→8500→9500→11000→12000→13000と毎回約1000人ずつ増えていた。このペースだと今回は14000人前後になるところが、史上初の2日開催となったためそれ以上の参加者が見込まれていた。結果、前回の2倍まではいかなかったものの大幅な増加となった。
参加者が2日に分散したことで混雑が緩和され、会場内の通行がしやすくなったり、試遊卓に入りやすくなったりするというメリットも生まれた。特に日曜日は、前日に出展していた人がほかのブースの作品を遊ぶ姿が見られ、出展者と来場者が流動的になって楽しむイベントとなった。東京会場の2日開催は来年も春・秋と継続されることが決定している。
次回はゲームマーケット2018大阪が4月1日(日)にインテックス大阪にて、ゲームマーケット2018春が5月5-6日(土・日)に東京ビッグサイトにて行われる。今回発表された新作の評価アンケートはゲームマーケット事務局でまもなく間もなく開始される見込み。
・ゲームマーケット:2017秋 来場者数報告