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ホテルチェーンM&Aの古典的名作がついに!『アクワイア』日本語版、3月14日発売

Acquirejアークライトゲームズは3月14日、『アクワイア(Acquire)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.サクソン、イラスト:E.ヒベラー、2~6人用、12歳以上、90分、7150円(税込)。

S.サクソンがデザインし、1963年に発売されてユーロゲームの原点となった古典的名作。国内でもThe One Hundredでは19年連続ランクインしており、1位になったこともある。版権の関係で長らく出なかった待望の日本語版が、レネゲードゲームスタジオ(アメリカ)の2023年版に基づいて、ついに発売となる。

プレイヤーは、手持ちの建物コマを対応するマスに配置してホテルチェーンを作るとともに、株を購入する。ホテルチェーン同士がつながると、大きい方に合併吸収され、そのとき合併されたほうの筆頭株主らに配当がある。こうして盤上で激しい吸収合併が繰り返され、ホテルチェーンが大きくなっていく中で、株の売買を通して最も多額のお金を稼いだプレイヤーが勝利者となる。

従来のルールで2人でも遊べるクラシックモードと、初めての方向けのタイクーンモードが用意され、幅広いプレイ経験に対応している。

内容物:ゲーム盤 1枚、建物コマ 108個、本部コマ 7個、本部バナー 11個、株券 175枚(89×63mm)、株価ボード 6枚(120×164mm)、早見表カード 1枚(120×164mm)、紙幣 155枚(50×83mm)、ルール説明書 1冊

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スシタック(SushiTack)

寿司皿のエリアマジョリティ

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コメとネタを仕入れ、注文に応じたお寿司を握って店1番の人気職人を目指すエリアマジョリティゲーム。ゲームマーケット2023春に頒布された同人ゲームで、新作評価アンケートで3位。かわいいイラストからは想像できない硬派なメカニクスがしびれる。

各自コメカードと目標カード、初期資金を持ってスタート。手番にはまずお金を支払って場からコメ・ノリ・ネタを仕入れる。コメとノリは多く売れるほど値段が上がる相場変動制で、ネタは固定価格だがランダム。

5匹のペンギンとカッパが注文している寿司に必要なコメ・ノリ・ネタを他プレイヤーよりも先に集めたいが、予算次第といったところ。ほしいネタがなければお金かネタを支払って山札から引く「釣り」ができ、お金が足りなければ「出稼ぎ」で2金を得られる。

お寿司はまぐろ・サーモン・いか・たこ・えび・たまご・かっぱの7種類。必要なコメ・ノリ・ネタが揃ったらペンギンたちに提供して自分のお皿を置き、収入が入る。お皿の裏側には次の注文が書いてあり、提供するお寿司が変わっていく。ゲーム終了時にはペンギンごとにお皿の数でエリアマジョリティがあるので、どのペンギンに提供するかで他プレイヤーとの駆け引きがある。

さらに最初から持っている目標カードは、ゲーム中に追加・返却できる。ゲーム終了時の状態によって得点、達成できないと失点になるので状況をよく見て判断したい。誰かが10皿提供し終えたらゲーム終了で、エリアマジョリティ・目標カード・所持金の合計得点で勝敗を決める。

ゲーマー大好き要素満載だが、イラストとテーマのおかげでルールはすんなり飲み込め、ミドルクラスのプレイ感。ペンギンの中に一人混じっているカッパはかっぱ巻きしか食べないとか、5・10・15枚目のお皿を置くと「びっくりぽん」ボーナスが発生するとか、とても芸が細かい。ゲーム箱上下がそのままボードになるのには感動した。

スシタック
ゲームデザイン&イラスト:あっこ
Studio Citrine(2023年)
2~4人用/10歳以上/20~40分