第2回Board Game Japanカップに『テントセン』『Hoi』
学習要素を含むボードゲームの開発などを行うNPO法人「Board Game Japan」は本日、「第2回Board Game Japanカップ」の結果を発表した。クリエイター部門28作品・ジュニアクリエーター部門23作品の応募から審査の結果、『テントセン』『Hoi』が大賞に選ばれた。その他の受賞作品は以下の通り。
『テントセン』は点字ブロックを組み合わせてより長い道を作る2人用ゲーム。名古屋市立大学の学生がデザインし、大芸工展でも最優秀賞を受賞している。点字ブロックの意義を再認識させるとともに、視覚障害があっても遊べるところが評価された。
小中学生対象の「ジュニアクリエーター部門」では田島ちひろさん(中学1年)の『Hoi』が選ばれた。田島ちひろさんは小中学生のアイデアコンテストで文部科学大臣賞を受賞したこともある若きクリエーターで、『Hoi』はゲームマーケットにも出展されている。
審査員は東京大学准教授の江間有沙氏、滋賀大学教授の加納圭氏、Board Game Japan代表理事の堂野能伸氏。クリエーター部門の大賞には副賞として5万円、ジュニアクリエーター部門の大賞には3万円、入賞者には1万円分のアマゾンギフトカードが贈られる。
第2回Board Game Japanカップ
クリエイター部門
大賞:テントセン(冨村大翔・進藤晴)
入賞:HOTDOG – Put the Sausage!-(molli)
入賞:DOCTOR EGG 〜生活習慣病患者を守れ〜(GARROW JEANS)
入賞:摂食障害予防ゲーミング教材 『キュアード』(仮)(竹田剛・おちゃずけ・大下修央)
入賞:ミライノクラシ(石原滉士)
ジュニアクリエーター部門
大賞:Hoi(田島ちひろ)
入賞:Burst of Mana(バースト・オブ・マナ)(kuro)
入賞:モコちゃん人生ゲーム(さき)
入賞:「核のゴミ」を知り、議論するためのボードゲーム(磯貝月香・平原成美・村上寛朗・若菜晏)
入賞:無敵のチータラ(まるる)
東京・高田馬場で中古ボードゲーム蚤の市、2月25日開催
高田馬場BSホール(JR・地下鉄高田馬場徒歩3分)にて「第1回中古ボードゲーム蚤の市」(主催:スモール出版)が開催される。11:30~17:30、入場料500円(当日券のみ)。
中古ボードゲーム(新古品、未開封新品、ダメージ品含む)専門のボードゲームフリーマーケット。ボードゲーム書籍を数多く出版してきたスモール出版の撮影用ボードゲームの他、テンデイズゲームズの田中誠氏、ドロッセルマイヤーズの渡辺範明氏ら15個人・団体が出品する。
13:00と15:30からは自由参加の「中古ボードゲーム トレード会」が行われる。渡辺範明氏の司会で、参加者が持ち寄ったボードゲームを交換し合う。こちらは出展料がいらず、自宅から2~3箱もってくれば誰でも参加できる。遊んだことがないゲーム、欲しかったゲームを安価でゲットできる絶好のチャンスだ。
現在、ボードゲームイベントは多くが同人・創作ゲームメインで、中古ボードゲーム専門は珍しい。かつてはゲームマーケットで中古販売が盛んに行われていたが、現在は皆無に等しい状況。しかし中古ボードゲームは需要が高く、東京ボードゲームフリーマーケット(2013年、会場は川崎)では1000人、浅草ボードゲームフリーマーケット(2017年)では400人以上が訪れている。