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リアルタイムパターン認識ゲーム『ツインイット!』日本語版、6月上旬発売

ホビージャパンは6月上旬、フランスのパーティーカードゲーム『ツインイット!(Twin it!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・N.ソーニエ&R.ソーニエ&T.ヴァルシェー、グラフィックデザイン・T.ヴァルシェー、2~6人用、6歳以上、30分、2200円(税別)。
オリジナルは2017年、カクテルゲームズ(フランス)から発売された缶入りカードゲーム。デザイナーは『ジャングルスピード』のトマス・ヴァルシェー。今年のフランス年間ゲーム大賞にノミネートされている。
テーブルの上に増えていくカラフルな幾何学模様のカードの中から同じ絵柄のカードを素早く探し出す。順番に自分の山札から1枚ずつカードをめくってテーブルの上に出していきます。同じ絵柄のカード2枚が出現したら、早い者勝ちでそのカードを取る。類似図形・色使いなど、絵柄に巧妙な罠が隠されている上に、同じ絵柄は2枚または3枚ずつ存在し出現頻度が変わるため、油断できない。
競技モード(個人戦)、チーム戦、協力ゲームの3つのモードでゲームプレイが楽しめる。
内容物:両面に絵柄が表示されたカード135枚、ルールシート1部

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クニツィアとアドルング社が和解 権利侵害認める

昨年5月、アドルング社(ドイツ)がR.クニツィアのアイデアを盗用したとして争われていた事件がようやく和解に至った。アドルング社は権利の侵害を認め、問題となったカードゲーム『ネクストプレス(NextPress)』の販売を8月までに中止する。
アドルング社は2016年、カードに記されたアルファベットを組み合わせて単語にするカードゲーム『ネクストプレス』を発売した。これに対し、R.クニツィア氏が2002年に同社から発売した『エクスプレス(Express)』を発展させたものであると主張。『エクスプレス』の契約終了後に、同社の社長であるK.アドルング氏をデザイナーにクレジットして類似する作品を発売したのはアイデアの盗用であるとした。
『エクスプレス』は1枚のカードにアルファベットが1文字ないし2文字書かれており、場に3枚出たら全員同時にアルファベットを組み合わせて単語を考え、その単語に使われているカードがもらえるというゲーム。一方、『ネクストプレス』は1枚のカードに赤い背景で書かれたアルファベットと白い背景で書かれたアルファベットがあり、全員が手札を1枚一斉に公開し、出されたカードから単語を考え、その単語に使われているカードがもらえる。
R.クニツィア氏は自身が所属するゲームデザイナー連盟(SAZ)を通して権利の侵害を主張。アドルング社と1年間にわたって争っていた。
日本でもオインクゲームズの『インサイダー・ゲーム』について、ベジエゲームズ(アメリカ)が同社に連絡をとった後で類似する作品『ワーワード』を発売し、BGGで議論になったことがある(TGiWニュース )。結局日本にはSAZのようなデザイナーの権利を保護する団体がなく、『ワーワード』の販売は継続されている。
spielbox-online:Knizia und Adlung legen Urheberrechtsstreit bei