グラフ・ルード賞2018に『チックウッドの森』『サンゴの森のなかまたち』
10月5日、ライプチヒのホビー祭「モデル・ホビー・シュピール」にて、ボードゲームの優れたイラストに贈られるグラフ・ルード賞(Graf Ludo)が発表され、ファミリーゲーム部門で『チックウッドの森(Chickwood Forest)』のA.ユング氏と、キッズゲーム部門で『サンゴの森のなかまたち(Tief im Riff)』のD.マテウス氏が受賞した。
グラフ・ルード賞は、ボードゲームのボックスやコンポーネントのイラストやアートワークを、メディア関係者、芸術家、子供を含むボードゲームファンが投票で評価する賞。今年で10回目を迎える。ファミリーゲーム3点とキッズゲーム3点がノミネートされ、それぞれ大賞が選ばれ、1000ユーロ(10万円)の賞金が贈られる。主催しているのは家族を中心とした生活環境を増進するカール・キューベル基金。
審査委員会は『チックウッドの森』について「もう箱絵から、見るものを物語に、つまりロビン・フッドの世界に引き込む。また、色使いはその世界だけでなく、今どきの絵本をも思い出させる」、『サンゴの森となかまたち』について「大きなゲームボードには信じられないほど多くの細かいものが描き込まれており、それでいて全体的には控えめになっている」とコメントしている。
ユング氏は『ビースティバー』『ストラスブール』『ニューファンドランド』など、マテウス氏は『カルカソンヌ』(旧版)『エルフェンランド』『エルグランデ』など、多数の作品のイラストを手がけている。
・Graf Ludo:Preisträger GRAF LUDO 2018
・メビウスゲームズ:チックウッドの森
・メビウスおやじ:サンゴの森のなかまたち
目の錯覚に惑わされるな!『イリュージョン』日本語版、11月8日発売
アークライトは11月8日、色彩の割合を当てるゲーム『イリュージョン(Illusion)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・W.ヴァルシュ、イラスト・O.フロンデンライヒ&S.フロンデンライヒ、2~5人用、8歳以上、15分、1800円(税別)。
『ザ・マインド』『クアックザルバー』『ガンツシュンクレバー』で今年のドイツ年間ゲーム大賞シーンを独占したヴォルフガング・ヴァルシュの作品。今年、ニュルンベルガー・シュピール・カルテン社(ドイツ)から発売された。カードに描かれた色の広さを、ぱっと見で比べるパターン認識ゲームだ。
毎ラウンド色が指定され、その色がカードの中でどれくらいの面積を占めるか比べる。面積の少ないと思う順に並べていき、違うと思ったらダウト。カードを裏返すと色別のパーセンテージが書かれており、正解かどうかを確かめる。
さまざまなパターンが目の錯覚を誘う中で、自分の目を信じ、正しく見抜けるだろうか。シンプルなルールで、短時間で、子供から大人まで年齢に関係なく楽しめる作品だ。
内容物:色カード98枚、矢印カード12枚、ルール説明書1冊