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イノシュピール2018ノミネート発表

エッセン市(ドイツ)はエッセン・シュピールの主催であるフリードヘルム・メルツ社と共同で、2回目となるゲーム賞「イノシュピール(innoSPIEL)」ノミネート3タイトルを発表した。この中から10月24日、エッセン・シュピールの前夜祭に受賞作が発表される。
ゲームの用具、アートワーク、システムにおいて革新的なボードゲームを表彰し、ボードゲームのリリース数が増える中で信頼できるガイドになることを目指す。昨年は『マジックメイズ』が選ばれた。審査員にはボードゲームイベント主催者、ボードゲーム評論家、ボードゲーム雑誌編集者、ボードゲームポッドキャスター、ボードゲームショップ店長、ボードゲームニュースサイト管理人が当たる。
今年のノミネート作品は、木製のボールにパチンコ玉を当てて相手のゴールに押し込む『ボンク』、本物の氷を使い、ゴールまで溶かさないように運ぶ『クールランニングス』、空気を読んで数字を昇順に出す『ザ・マインド』。いずれも従来のゲームにはない革新性をもつだけでなく、重量級ゲームが上位を占めるドイツゲーム賞に比べてプレイ時間の短い作品が並ぶ。
ノミネート3タイトルのうち、『ザ・マインド』はアークライトが日本語版を制作中で、現在はゲームストア・バネストから輸入版が流通している。『ボンク』は輸入版がケンビルやアマゾンから入手可能で、『クールランニングス』は未発売となっている。
【イノシュピール2018ノミネート作品】
ボンク(Bonk / D.ハーヴェイ / ゲームファクトリー)
クールランニングス(Cool Runnings / O.マヒー / ラベンスバーガー)
ザ・マインド(The Mind / W.ヴァルシュ / NSV)
Internationale Spieltage SPIEL’18:innoSPIEL

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カルカソンヌ日本選手権2018、藤本巌郎氏が優勝

今年で8回目となるカルカソンヌ日本選手権(主催・メビウスゲームズ、実行委員会)が8月18日(土)、すみだ産業会館にて開催された。のべ700名(昨年比+40)が参加した51回(昨年比+4)にわたる全国各予選の成績優秀者とシード選手あわせて73名が参加し、藤本巌郎氏が初優勝した。

ルールは世界選手権と同じ2人対戦。予選6ゲームの成績で上位8名が準々決勝に進出し、うち4名が準決勝、そして2名が決勝へと勝ち進む方式。藤本氏は、3度目の優勝を目指した望月隆史氏を準決勝で破った北村諭史氏と決勝で対戦。激戦を制した。

優勝した藤本氏は日本代表として10月にドイツ・エッセンで行われる第13回カルカソンヌ世界選手権に参加する。歴代日本代表と、世界選手権における成績は小向真之介氏(準優勝)、村田大輔氏(5位)、岩村響氏(25位)、望月隆史氏(優勝、準優勝、11位)、根岸丈氏(18位)、月形祐輔氏(7位)。
当日はそのほか、メビウスゲームズが『ジャンボカルカソンヌ』を制作した新潟県上越市の降旗太地氏を招き、チームで参加者がミープルになって対戦を繰り広げた。