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うんちしたのだあれ?(Who Did It?)

うんちしたのは……誰か分からない
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うんちの犯人の疑いをほかのプレイヤーに押し付けあうカードゲーム。犯人は次第に絞り込まれていくが、それが誰だったか覚えていないとしらを切れない。

各プレイヤー、6種類のペットが描かれたカードをもってスタート。スタートプレイヤーが手札からカードを出して、「ネコじゃないよ、ウサギがやったんだよ」というように、別のペットにうんちの疑いをなすりつける。ほかのプレイヤーは、その宣言を聞いてすかさずウサギのカードを出し、出した人が「ウサギじゃないよ、金魚だよ」というように別のペットに疑いをなすりつけていく。

こうして手札を全部出すことができたらゲームから抜けることができるが、すでにほかの全員が出したペットを宣言してしまったらペナルティとしてリビングルームのウンチを片付けなければならない。

最初はどの動物も人数分いるわけが、ゲームが進むにつれて全員のカードが減っていき、疑いを押し付けようにもその動物がいないかもしれない。どの動物が何回言われたかを正確に記憶できれば、まだ言われていない動物を当てることができるわけだが、同時プレイのスピーディーな展開の中で、正確に記憶することは不可能に近い。ここが記憶ゲーム特有の重苦しさを緩和している。あまり言われていない動物は何だったか、何となく感覚で答えるしかない。そのあやふやさが楽しい。

ゲームは誰かが1人残されるよりも、その前に誰かが間違うほうが多い。だからできれば序盤にどんどん出して、終盤は黙っているというリスク回避策もある。だが持っている動物がコールされれば出さざるを得ないわけで、終盤に向けて緊張感がどんどん高まっていく。誰かが間違うたびに悲喜こもごもの歓声が上がるパーティーゲームだ。

Who Did It?
ゲームデザイン・J.ファブル=ゴダール/イラスト・S.オーギア
ブルーオレンジゲームズ+テンデイズゲームズ(2018年)
3~6人用、6歳以上、20分
テンデイズゲームズ:うんちしたのだあれ?

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アンケート:新作ゲーマーズゲームやりこみ度

Q133:新作ゲーマーズゲーム、どれくらいやりこむ?

A.1年以上 15票(11%)
B.1年ぐらい 13票(10%)
C.数回程度 106票(79%)

近年、ゲーマーズゲームに多くの要素が詰め込まれるようになっています。これまでの作品と差異化をはかるとともに、プレイするたびに展開が異なるような設計でリプレイアビリティを上げようとしています。その一方、毎年どんどん話題の新作がリリースされるようになっており、どんなに面白いと思っても繰り返し遊ぶことが難しくなってきました。
アンケートでは、数回程度という方が8割近くに上り、1年以上続けて遊び続けるという方は1割という結果で、消極的ノンリプレイ派(本当は何度も遊びたいのにあまり遊べない状況にいる方)が増えている様子です。相当な分量のルールを覚えて、数回しか遊ばないのはもったいないことだと思います。
このような状況でも、新しいルールに接することに楽しみを感じられる続けていけると思いますが、そこに一抹の虚しさを感じるならば、絞り込んでやりこむか、ルール分量の少ないゲームに切り替えるという転換も必要になってくるかもしれません。私もこの頃、新作フィルターの目をもっと細かくして絞り込み、旧作を遊ぶ時間を作ることを検討しています。
今月のアンケートはメガネ率です。ボードゲームを遊ぶ人にはメガネをかけている人が多いように思われますが、実際のところどうでしょうか。またそうだとすれば、それはなぜなのかを考えてみたいと思います。3択でご回答ください。