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全世代向きのボードゲームを認定、ドイツ

ドイツの非営利団体「シュピーレカフェ・デア・ゲネラツィオーネン(Spielecafé der Generationen)」は今月15日、ミュンヘンで行われているボードゲームイベント「シュピールヴィーズン(Spielwiesn)」会期中に、「ゲネラツィオーネン・シュピール(Generationenspiel、全世代向けのボードゲーム)」認証式を行った。バイエルン州家族労働社会省事務次官のC.トラウトナー氏をはじめ、出版社、デザイナー、記者、政治家70名以上の立ち会いのもと、以下の6タイトルに認定証が贈られた。
祖父母、父母、孫と三世代にわたって一緒に楽しめ、世代をつなぐボードゲームを選ぶプロジェクト。審査員にはドイツ年間ゲーム大賞を設立したT.ヴェルネック氏ら6人があたった。
認定式に招かれたトラウトナー氏は幼少期のボードゲーム体験を語り、「ボードゲームは世代を超えて人々を結びつけます。結束と私たちという感覚を家族や仲間で強めるからです。ボードゲームは障壁を取り除き、共通の敬虔で世代を結びつけます」とコメントしている。
認定されたのは以下の6タイトル。
ゲネラツィオーネン・シュピール
パッチワーク・エクスプレス(Patchwork Express、ルックアウトシュピーレ)
メモアァール!(Memoaaar!、シュピールヴィーゼ出版)
ビラボング(Billabong、フランヨス)
クウィックス(Qwixx、NSV)
ラマ(L.A.M.A.、アミーゴ)
宝石の煌き(Splendor、スペースカウボーイズ)

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コンセプトからプレゼンまで『コボルドのボードゲームデザイン』12月13日発売

書苑新社は12月13日、書籍『コボルドのボードゲームデザイン(Kobold Guide to Board Game Design)』を発売する。編・M.セリンカー、訳・安田均・笠井道子(グループSNE)、B6変型296ページ、3000円(税別)。
GMマガジンで連載されているゲームデザイン・エッセイ集。2011年の初版で、オリジンズ賞2011の部門賞「ボードゲーム関連出版」を受賞している。「コンセプト」から始まり、「デザイン」「ディベロップメント」「プレゼンテーション」の4段階について、世界的に有名なゲームデザイナーやディベロッパー、販売者たちが自分たちの経験談を語る。
『丘の上の裏切り者の館』のセリンカーが編者となり、『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールド、『キル Dr.ラッキー』のアーネスト、『パンデミック・レガシー』のダヴィオーなど、アメリカのアナログゲームシーンで活躍するデザイナーやレビュアーたちが寄稿している。
ゲームデザインに興味のある人だけだけでなく、愛好者にとってもボードゲームの理解を深めるのに役立つ格好の一冊だ。