イギリスのボードゲームデザイナー エリック・ソロモン氏逝去
イギリスのボードゲームデザイナーであるエリック・ソロモン氏が今月中頃、ロンドン郊外イルフォードの老人ホームで逝去したことが、フランヨス社のツイートで明らかになった。享年86歳。
1935年バーミンガム生まれ。物理学・金属工学・数学を専攻し、数学の博士号を習得。イギリスのコンピュータ会社でソフトウェア開発に従事した後、コンサルタントとして独立した。趣味はクリケットと乗馬。
ボードゲームは1972年のスパイゲーム『シグマファイル』がデビュー作。これをリメイクした『カサブランカ 』、氷が溶ける中コンテナを持ち帰る『アラスカ 』、カンガルー飛びのレースゲーム『ビラボング 』はドイツ年間ゲーム大賞の候補に選ばれた。ほかにアブストラクトゲーム『ヒュレ7』『ブラックボックス』のほか、ゲームプログラミングと紙ペンゲームの書籍がある。
・Wikipedia:Eric Solomon
・BGG:Eric Solomon
Eine betrübliche Nachricht. Wie ich eben erfahren habe, ist Dr. Eric Solomon vor einigen Tagen gestorben. Er lebte zuletzt in einem Altersheim in Ilford.
— franjos Spieleverlag (@franjosSpiele) April 17, 2020
写真をトレースして「これ何だ?」『デカルコ』日本語版、5月21日発売
アークライトゲームズは5月21日、写真をなぞるお絵描きゲーム『デカルコ フラガとデカドのトレースマスター(Dekalko)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.デカド&R.フラガ、イラスト・、3~6人用、8歳以上、30分、3500円(税別)。
フランスのゲームデザイナーコンビがデザインし、ハッピーバオバブ社(韓国)から昨年発売された作品。スリーブに写真カードを入れてペンでなぞり、写真カードを外して何を描いたか当ててもらう。
写真カードをスリーブから取り出すとあら不思議。慌ててなぞった絵は「えぇ、どうしてこうなったの?!」「そんなのわからないよ!」とプレイヤーは混乱させるばかり。さあ、特徴的な部分を描き出して当ててもらうことはできるだろうか。
早く描きあげるほど、当ててもらったときの得点も高くなるので、手早く描きあげたいところだが、急ぎすぎると何を描いたか分からなくなってしまう。絵が苦手でも安心して楽しめるが、どこをなぞるかセンスが問われるお手軽なお絵描きゲームだ。
内容物:写真カード 100枚(両面仕様)、カードスリーブ 6枚、台紙カード 6枚、ペン 6本、スポンジ 6個、得点ボード 1枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:136mm×136mm)