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領土をつなげて広げて『ローゼンケーニッヒ』日本語版、2月13日発売

リゴレは2月13日、2人用陣取りゲーム『ローゼンケーニッヒ(Rosenkönig)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.ヘン、イラスト・A.シュタイナー、2または4人用、10歳以上、30分、3000円(税別)。

オリジナルは1999年にコスモス社(ドイツ)から2人用ゲームとして発売された。15世紀イギリスで、白バラの紋章を掲げるヨーク家と、赤バラの紋章を掲げるランカスター家が戦った「薔薇戦争」をモチーフにしている。今回の日本語版はオープンプレイ(韓国)のパッケージデザインに基づき、カード枚数を2倍にして2対2のチーム戦もできるようになった。

方向と距離が描かれたカードを使って王冠コマを操作し、王冠コマの移動先に自分の色のコマを置いて自分の領土を増やしていく。自分の前に並んだ5枚のカードから使うものを選び、使いたいものがなければ1回休んで補充もできる。どちらも行動できないか、コマがなくなったら終了で、領土は縦横に隣接して連続する個数の2乗が得点。

お互いの持ち札はオープンなので、相手の動きを予測したり、相手が動きにくいボード端に移動したりとインタラクションがあるほか、強力な騎士カードで相手の領土を自分のものと取り換えることもでき、ドラマチックな逆転劇を起こせるかもしれない。

リゴレ:ローゼンケーニッヒ

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バッグビルドゲーム『オルレアン』日本語版、拡張2種と共に2月18日発売

Engamesは2月18日、『オルレアン(Orléans)』『オルレアン:侵略(Orléans: Invasion)』『オルレアン:交易と陰謀(Orléans: Handel & Intrige)』日本語版を同時発売する。ゲームデザイン・R.シュトックハウゼン(『侵略』は+I.ブラント&M.ブラント)、イラスト・K.フランツ、2~4人用、12歳以上、90分(『侵略』は90~120分)、各5500円、4500円、3000円(税別)。

フランス中部の都市オルレアンを舞台に、有力貴族となって街の発展に貢献することを目指す。人物チップを袋から引いてアクションを行い、新しい従者を袋に入れる「バッグビルド」で知られる。オリジナルは2014年、dlpゲームズ(ドイツ)から発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞ノミネート。翌年アークライト社から日本語版が発売されたが絶版となっていたが、日本語ロゴも価格も抑えての再版となる。

『オルレアン』では毎ラウンド、最初にイベントカードがめくられて今回の課題が与えられた後、各自、布の袋から従者チップを見ないで引き、プレイヤーボード上のアクションスペースに配置する。それぞれのアクションを行うには指定された組み合わせの人物チップが必要で、チップが増えるほど、いろいろなアクションができるようになる。アクションは人物チップの獲得から、マップ上の商人の移動、建物の建設があり、18ラウンドで得点を競う。成長の実感と得点パターンの構築が楽しい作品だ。

第1拡張セット『侵略』は6つのシナリオが入っており、表題になっているシナリオ「侵略」はブラント夫妻がデザインした協力ゲームとなっている。街に迫る侵略者に対応するため、城壁や塔を作り、お金や食料を備蓄する。ほかに1人用のシナリオが3本と、2人用のシナリオが1本、新しい要素「大工」を加えたシナリオが入っている。

第2拡張セット『交易と陰謀』は4つのモジュールが入っており、自由に組み合わせて拡張できる。達成すればボーナス得点になる「契約」、展開を多様にする「新イベント」、別パターンの「新公益事業」、そして表題になっている「陰謀」は公益事業に代わって、ほかのプレイヤーを妨害できるようになる。妨害対象になったプレイヤーは、賄賂を払って免除してもらうこともできる。

追記:Engamesの予約サイトでは拡張を含め全て即日完売となった。キャンセル分が後から販売される。

Engames:オルレアン 日本語版
Engames:オルレアン:侵略 日本語版
Engames:オルレアン:交易と陰謀 日本語版