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サン・ドニ(Porte Saint Denis)

奥のアクションスペースへ パリには実は凱旋門がいくつもあり、一般に知られているのはエトワール門だが、その他にもカルーセル門、サン・マルタン門、サン・ドニ門などがある。これらの門にワーカーを送り込み、有名な建造物を建設していくワーカープレイスメントゲーム。ゲームマーケット2019秋に四等星から発表され…

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四国(Shikoku)

「お先にどうぞ!」「いえいえ、そちらこそお先に!」 お遍路で知られる四国八十八箇所霊場の23番薬王寺。徳島にあり、名前の通り薬師如来を本尊とするお寺だ。ここには厄坂という厄落としの石段があり、一段ずつ賽銭を置いて登ると厄が落ちるとされる。実に年間100万人以上が訪れるという。 この厄坂を舞台にしたス…

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スライドクエスト(Slide Quest)

いきなり走り出して焦る 4方向から台を傾けて、ボード上の騎士をゴールに導くアクション協力ゲーム。いつもボードゲームをしている小学生に遊んでもらったところ延々と遊び続け、次に遊びたい子で人だかりができるほどだったため、後日大人だけで遊んでみた。 今回のステージ(1~20面まである)を台に設置し、騎士を…

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時代劇3600秒(Historical Drama 3600 Seconds)

予定不調和の笑い 主人公と脇役を駆使してさまざまなイベントや悪者に挑み、視聴率を競うゲーム。King’s Courtがゲームマーケット2006でカラー版を発表して以来のリメイクとなる。そのとき作者が「初版は10年以上前につくられた」とコメントしているので、ゲームマーケットが始まる前、90…

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ジンバブエトリック(Zimbabweee Trick)

祭りは急激に終わりを告げる アフリカ・ジンバブエではムガベ独裁政権による経済政策の失敗により、300兆ジンバブエドル=1円というハイパーインフレが起こった。ひと目ではいくらか分からないような膨大な数字を、トリックテイクに落とし込んだ作品。ゲームマーケット2019春でサークル倦怠期より発表された。 配…

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サブテキスト(Subtext)

絵と絵で通じ合う 親と同じお題カードが配られたプレイヤーを、絵を見て当てるパーティーゲーム。昨年『ザ・マインド』『クアックザルバー』『ガンツシュンクレバー』で一躍注目を浴びているオーストリア人デザイナー、ヴォルフガング・ヴァルシュ博士の今春の新作で、ベルリンのボードゲームカフェ「シュピールヴィーゼ」…

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狩猟の時代(Age of Hunting)

混雑の狩場で いくつかの狩場でクマやマンモスを手に入れ、集落を発展させるワーカープレイスメントゲーム。ゲームマーケット2018秋に「A.I.Lab.遊」から頒布された。ワーカープレイスメントは現在、国内外で数多くのボードゲームに用いられているが、オリジナリティの高いアイデアを盛り込んでいる。 狩場ボ…

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

行きはよいよい 帰りはこわい…… 「聖ヤコブ」を意味するサンティアゴを冠した地名は、チリの首都をはじめ世界各国に点在し、『サンティアゴ』(アミーゴ、2003年)『サンティアゴ・デ・キューバ』(エッガート、2011年)などボードゲームにもなっている。この作品はスペイン北西部にあ…

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ジンジャーブレッドハウス(Hexenhaus)

悪役から見た物語 グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』は、日本でもよく知られた物語である。悪役の魔女はお菓子の家で子供たちをおびき寄せ、殺して食べてしまう。その魔女の立場になって見たのがこのゲーム。ヘンゼルとグレーテルだけでなく、白雪姫、ドラゴン、ハンプティーダンプティーたちが、お菓子をつまみぐいしに…

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ざんねんな逝きもの事典(Dictionary of Unfortunate Death)

順位のフィーリング 今年お亡くなりになった方を投票でランキングするゲーム。 逝きものカードがめくられたら、全員1位からランク外のいずれかを一斉に投票する。その逝きものは最多数が入った順位にランクインし、それ以外の順位を投票した人は「香典」として1チップ支払う。こうして誰かの手持ちチップがなくなったら…