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ヴィンテージ(Vintage)

ポルトガルの宝石 ポルトガルでポートワインを製造して売るボードゲーム。同じくポルトガルワインを造るゲームとして『ヴィニョス』があったが、こちらはポルトガルのメーカーが手がけている。ポルトガルのゲームはほとんど未知の世界だったが、ワーカープレイスメントを柱にじっくり作り込まれたシステマチックなゲームで…

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エボリューション:種の起源(Evolution: The Origin of Species)

肉食は諸刃の剣 厳しい弱肉強食の中で、肉食になったり身を守る能力を身につけたりして、生き残りを目指すカードゲーム。ロシアのライトゲームズというメーカーの作品で、今年になって英語版が発売された。 毎ラウンド、まず手札からカードを出す進化フェイズ。裏にして出せば個体を表し、そこにさまざまな進化能力を付け…

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黄金の島イスラ・ドラーダ(Isla Dorada)

先に財宝を見つけて叩かれ 財宝いっぱいの島にたどり着いた探検隊。隊員はそれぞれ行きたい場所が違うが、安全のため全員行動を共にしなければならない。行き先は、競りで決める。 『ダイヤモンド』のフェデュッティとムーンのコンビに、『ウィングス・オブ・ウォー』のデザイナーコンビが加わって作られた作品で、この顔…

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石の家(Sozoikum)

石の形状を見て競り値をつける 5つの石を競りで集めて、崩れないよう積み重ねて家を建てるゲーム。崩れなさそうな感じの安定した石を求めて、原始人たちが争奪戦を繰り広げる。 毎ラウンド2個ずつ、石が中央に置かれる。このかたちをよく見てから、スタートプレイヤーは今ラウンドの競りの方法と、カードプレイの有無を…

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アップ・ザ・リバー(Fluß aufwärts)

ゴールは目前なのに遠く どんどん流れていく川を上るすごろく。強制ストップの中洲や、もう1回進める大波を計算に入れて、自分の3隻のヨットのどれを進めるか考えよう。20年以上前のゲームで、日本語版も発売されていた。2002年にハバ社から『マラケシュ(Marrakesh)』というタイトルでリメイクされた。…

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ウィット&ウェイジャー(Wits & Wagers)

皆の答えに自信喪失 数字で答えるクイズに答えて、皆の答えに賭けるクイズ&ビッドゲーム。メンサセレクト、ゴールデンギーク賞、ゲームズマガジン賞のほか、フィンランド、ノルウェーの年間ゲーム大賞でファイナリストに選ばれた。現在の版は2009年で、クイズも最新のデータが用いられている。 「人間の骨の数はいく…

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アリアラ(Arriala: Canal de Garonne)

運河の名声は油断禁物 フランス南西部の運河建設で名声をあげるボードゲーム。アクションポイント制※1のエリアマジョリティ※2だが、そのようなゲームに陥りがちな重さをカードプレイで緩和し、30分程度で遊べるように仕上げている。 手番には5アクションポイントを使って、運河の建設現場に作業員コマを配置したり…

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インフォメーション(i9n)

石油出ろと念じて棒を差す “i”の後に9文字、そして”n”で終わる言葉、つまりインフォメーション(information)を表すイキなタイトルのドイツゲームは、どんどん石油が取れなくなる世界で、推理をはたらかせて掘り当てるゲーム。パンチボードに棒を差し…

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おばけキャッチ(Geistesblitz)

消去法で取るって テーブルに置いた5つのコマから、カードを見て素早く1つ取る反射神経ゲーム。得意不得意が出やすいゲームであるが、脳みそがフリーズするくらいフル回転し、アドレナリンが出まくるゲームだった。 ツォッホ社の製品で、全部のコマが総木製なのが嬉しい。本は、カバーと中身が2つの木のパーツからで…

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ヴェンドー(Wendo)

回転で形勢逆転 コマを回転して動きを変えられるチェスライクなアブストラクトゲーム。イスラエルのゲームをドイツのメーカーがドイツ語版にしたもので、1981年にドイツ年間ゲーム大賞の候補作に選ばれている。タイトルはドイツ語の「wenden(回転させる)」をもじったもの。 コマには全て矢印で進み方が描かれ…