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『髑髏と薔薇:赤』発売
昨年発売されスマッシュヒットとなったフランスのブラフゲーム『髑髏と薔薇(Skull & Roses)』。人気のためしばらく品切れが続いていたが、今月1日、ホビージャパンが赤箱版を輸入販売した。3〜6人用、10歳以上、15〜45分、2,670円。単体で遊ぶことが出来、『髑髏と薔薇』(黒箱)と合…
髑髏と薔薇(Skull & Roses)
ドクロは1つ、バラはたくさん、のはずが 昨年あれだけ人気を集めた作品を、年明けにようやく遊ぶことができた。ルールを読んだだけでは何が面白いのか分からないのに、遊んでみると驚くほど面白いブラフゲームというのは『ごきぶりポーカー』以来だ。さすが『世界の七不思議』を斥けてフランス年間ゲーム大賞に選ばれただ…
エセ芸術家ニューヨークへ行く(Fake Artists go to New York)
心の目で描く 出来上がった絵は、まるで現代美術を見るかのようである。現代美術館でも、下に貼ってあるプレートを見ないと、何を描いたのか分からない絵が多い。その絵をみんな共同で描いているとしたら? そしてその中に1人だけ何を描いているのか分からない人がいるとしたら? 『ストレイシーフ』『藪の中』でゲーム…
アンジェレイド(Ungerade)
裏を書いて陥れる ペアをめくって得点するカードゲーム……と聞いて、私は神経衰弱(メモリー)のバリアントだと思っていた。しかし遊んでみると、記憶の要素は少なく、それよりも読み合いとブラフのゲームだった。タイトルはドイツ語の奇数(ウンゲラーデ)から。 手番には場札を1枚めくって、その後で手札から1枚、伏…
リサイクル(Lixo?)
ごみ処理法の理想 競りでごみをリサイクルするカードゲーム。『ヴィンテージ』をリリースしたポルトガルのメサ・ボードゲームズから発売された。タイトルはポルトガル語で「ごみ」の意味。 毎ラウンド、コンテナカードが1枚めくられる。コンテナはプラスチック+金属(黄色)、古紙(青)、ガラス(緑)、電池(赤)、燃…
スプリングフィーバー(Spring Fever)
春のブラフはさらさら行くよ 4枚のカードを回して、ばれないように嘘をつくブラフゲーム。人気ゲームのフランス語版を出しているフィロソフィア出版(カナダ)のオリジナルゲームで、F.フリーゼの作品である。フリーゼは癖のあるデザイナーで好き嫌いがはっきり分かれるが、このゲームはフリーゼ嫌いという人でも楽しめ…
『髑髏と薔薇(Skull & Roses)』発売
ホビージャパンは今月、フランス年間ゲーム大賞を受賞したブラフゲーム『髑髏と薔薇』の輸入版を発売した。3~6人用、10歳以上、15〜45分、2730円。 手札から「ドクロ」または「バラ」のカード1枚を裏向きに出し、全体で「バラ」の花の数がいくつあるかを予想する。予想は競り上げ式で、順番の追加1枚を裏向…
『ガイスター』日本語版発売
メビウスゲームズは今月、『ガイスター』日本語版を発売した。2人用、6歳以上、20分、2800円。 故アレックス・ランドルフのデザインで、1980年に発売された2人用ゲームの定番。1982年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされている。 4つの悪いオバケと4つの良いオバケ計8個を自陣に配置する。相手か…
キャッチアウト(Catch Out)
赤いカードで緊張 かつてイタリアのキダルトゲームズから出ていた『ファブ・フィブ』(2004年)というカードゲームがある。3枚のカードを回して、前の人よりも数字を上げていかなければならないブラフゲームで、絶版で手に入らないのが惜しい。 このたびグランペールから発売された『キャッチアウト』は、この『ファ…
アールエコリサイクル(R-ECO-RECYCLE)
だまし不法投棄 ドイツのメジャーメーカー、アミーゴ社から今年製品が発売された(『アールエコ』アミーゴから)カワサキさん。その発売を記念するような新作がゲームマーケットで発表された。ゴミカードを分別するというテーマを用いて、前作とはまったく別のブラフゲームに「リサイクル」した。 場には4つの処理場があ…