オーストリアゲーム賞2021に『フラインゴブリン』
ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(D.デ・カサン代表)は6日、今年のオーストリアゲーム賞「シュピール・デア・シュピーレ」(Spiel der Spiele)を発表し、アクションゲーム『フラインゴブリン(Flyin’ Goblin)』が大賞に選ばれた。このほか、キッズ・ファミリー・フレンド・エキスパート・カード・トレンドの6部門で部門賞が発表されている。
今年21回目を迎えるオーストリアゲーム賞は、選考委員が予め候補作を絞り込み、最終的にゲーム経験の少ない一般人に遊んでもらってその評価で決めている。コアな愛好者が選ぶことが多いゲーム賞の中で、広く遊びやすい作品を選んでおり、ドイツ語圏のショップではドイツ年間ゲーム大賞に次いで影響力の大きい賞とされる。直近の受賞作は『イスタンブール:ダイスゲーム』『クマ牧場』『スマート10』。
『フラインゴブリン』は2020年にイエロ社(フランス)から発売されたアクションゲームで、同時プレイで木製のゴブリンコマをカタパルトで飛ばし、お城の中のゴブリンの位置によって金貨やダイヤモンドを獲得する。ドイツ語版はフッフ!から、日本語版は昨年11月にホビージャパンから発売されている。
部門賞は以下の通り。昨年まで各部門で「ヒットゲーム」が3~4タイトル挙げられていたが、今年は1タイトルに絞られている。
【オーストリアゲーム賞2021】(太字は日本語版あり)
大賞「シュピール・デア・シュピーレ」
フラインゴブリン(Flyin’ Goblin / C.ルブラ&T.リヴィエール / イエロ)
キッズ部門ヒット
ストーリーテイラー(Fabelwelten / W.フォー&M.フォー / ライフスタイル+アスモデ)
ファミリー部門ヒット
ローリングダイス(Rolling Dice / P.ヴィヒマン&A.ヴェアシュタイン&K.H.シュミール&K.ツォッホ / アバクス)
フレンド部門ヒット
ミクロマクロ・クライムシティ(Micro Macro Crime City / J.ジッヒほか / シュピールヴィーゼ)
フリーク部門ヒット
2491プラネットシップ(2491 Planetship / A.S.ララ / メボゲームズ+ハイデルベア)
カードゲーム部門ヒット
ジンクス(Jinx / K.アルテンブルガー / ピアトニク)
トレンド部門ヒット
ブレイクイン・アリーナ51(Break In Arena 51 / D.ヤコス / シュミット)
・Österreichischer Spielepreis:Die ausgezeichneten Spiele 2021
北海道限定『どさんこボブジテン』8月1日発売
クラグラは8月1日、『どさんこボブジテン』を発売する。ゲームデザイン・Kazuna*、アートワーク・decoctdesign、企画・TUKAPON、3~8人用、10歳以上、30分、1980円(税込)。北海道限定(Sapporo Game Space、 イエローサブマリン札幌GAME SHOP、 コーチャンフォー)販売。また7月24日の「北海道ボドゲ博3.0」で先行販売される。
カタカナ語を使わずにカタカナ語を説明して当ててもらうカードゲームシリーズ。札幌を拠点にするクラグラが、4月に発売された『ちきゅうのボブジテン』に続いて製作販売する。
北海道の多くの企業・団体が協力し、「エスカロップ」「ユーカラ」「アンヌプリ」など北海道民なら一度は聞いたことがある単語を216語収録している。北海道愛がたっぷり詰まった一作。