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リチュアル(Ritual)

どの宝石がほしいのか察する

Ritual

制限時間内に宝石を交換してお題を満たすスペインの協力ゲーム。ドイツ語版が今年、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞の推薦リストに選ばれている。会話をすることはできず、ヒントは宝石のやり取りだけ。その中でいかに意図を読み取ってもらえるかの勝負だ。

各自、4個ずつ宝石を持ち、タイマー(BGMが鳴る専用サイトあり)をセットしてスタート。手番には、①誰かに宝石をわたす、②左どなりから宝石を取る、③魔法台に宝石を乗せる、④他プレイヤーの魔法台にある宝石を場と交換する、⑤魔法台から宝石を下ろす、⑥目標の達成という6つのアクションから1つを行う。制限時間があるため、できるだけ短い時間で手番を行い、次の人にポーンを渡す。

最初は3人が個人目標を達成することを目指す。個人目標は「インスピレーションカード」に書かれていて、同じ宝石5個か、2色の宝石3個ずつか、3色の宝石2個ずつとなっている。お互い取りあいをしているといつまでたっても達成できないので、誰かに集めていくのがよい。

3人が達成すると、共通目標に取り組める。共通目標は6つあって、難易度別にさまざまなものがあるが、最初の儀式は「1色の宝石を誰かに集める」か「1色の宝石を全員が1個ずつもつ」のパターンしかない。第1ラウンドは6つのうちランダムに選ばれた1つを達成したらクリア、第2ラウンドは残りからランダムに2つ、第3ラウンドは最後の3つを達成したらクリアとなる。ミッションは増えるが、残りは絞り込まれるのでクリアしやすくなっていく。

制限時間は難易度・プレイ人数によって変わり、入門編・4人なら7分30秒。個人目標の達成に手間取ったり、共通目標で見当違いがあると入門編でも一気に厳しくなる。

ゲームのテンポがよく、全員の認識が一致したことがわかる瞬間が気持ちよくて、繰り返し遊んでいる。難易度が難しくなっていくとどこかで壁にぶ浸かるような気もするが、今のところチームの成長速度がほどよくて(初プレイでも2~3ゲームすればだいたい要領を得る)、10面中5面くらいまで進んだ。

Ritual
ゲームデザイン:T.タラゴン/イラスト:S.コルマノフスカヤ
Tタワーゲームズ(2022)+ストローマンゲームズ(2024)
2~6人用/10歳以上/15~25分
ゲームストアバネスト:リチュアル

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8月10日が「ブロックスの日」に

Blokus0810マテル・インターナショナルは、8月10日を「ブロックスの日」とすることを一般社団法人日本記念日協会に申請し、記念日として正式に登録された。これを記念して、全国の児童館100施設へ抽選で『ブロックス』を配布する。

2017年に登録された「ウノの日」1月11日に続き、マテル社の定番ボードゲーム『ブロックス』が記念日となった。8月10日なのは”Blokus”のBを数字の8、LOを10に見立てたもの。

配布対象となる児童館は、児童健全育成推進財団が支援を行う全国3000施設から抽選で100施設。児童館の職員向け資料やゲーム大会用のイベントキットなどと合わせて商品を提供し、先見力、コミュニケーション力、プランニング力などの教育的利点を職員の方々に伝える。

『ブロックス』は2000年に発売されたフランスのボードゲームで、2002年にドイツ年間ゲーム大賞候補、日本ボードゲーム大賞・国産(日本語版)ゲーム部門1位を受賞している。